上海 29階より
森とタヌキとムジナ
家族四人で上海へ行ってきました。森のタヌキの卒業祝いです。同行者は案内者の次女のイタチ。ムジナ、私の三人。合わせて四人の二泊三日の旅でした。
人口2400 万人。世界第9位の町です。そして中国共産党が創立されたのも、この町のフランス租界でした。戦前からの古い建物も保存されていましたが、大国へとイケイケドンドンの市場経済の町でした。いろんな見方があるでしょうが、フランス、イギリス、アメリカ、日本から独立を勝ち取った偉業を成し遂げたんだなぁと、しみじみ感じました。行く前に戦前の小説を読んでいきましたが、日本人だと分かるととたんに卑屈にならなければならないのが中国人の立場でした。
ホテルの前は人民広場。毛沢東の言葉も彫ってありましたが、人民のみなさんは朝から夜まで、歌と踊りを愉しんで居られました。租界だったのが遠い昔ように、のびのびと踊っておられました。
四枚目の写真は、上海一の書店(6階のビルすべてが本)で、自分の本を持っているおじさんです。政治関係のコーナーでは鄧少平と毛沢東、マルクスとレーニンの本が平積みに。ちらりと見ただけですが、習近平、周恩来、劉少奇の本は平積みではないようでした。
入国の関所・上海飛行場はアメリカ、ヨーロッパ、中近東の観光客で押すな押すなの長蛇の列でした。日本人は十分の一もいたでしょうか。
お帰りなさい。
森のタヌキさんの卒業祝いですか。豪勢ですなあ、何冊も自分の本を持っているおじさんは。
ところで、リルの噂は聞きませんでしたか?
孫が一人だから出来るんで、三人いたら知らんぷり。(^0^)
それは浅丘ルリ子だよ、と上海の古老が教えて下さいました。頷けますねぇ。リリーさん、大好き。
先日、新宿で友人と会って来ました。約5~6年ぶりに先に東京に転勤していた大牟田時代に仲良しだったSさんに会いました。相変わらず気さくで控えめで優しくて、変わらない彼女にほっとしました。
そんな彼女から、
『これからはずっと関東の人になるんだね~。』
と言われて不思議な気持ちになりました。会っている間、ずっと九州弁だったからです。なかなか中身までは変わりそうもありません(^o^;)『思えば遠くへ来たもんだ』です。
不思議ですよね。長さんに出会ったのも、妻や娘、孫や詩友に出会ったのも、東京なのに。こころはいつも大牟田を思っています。自然なのかな。
上海はさらに変わっていくみたいで、ビル工事があちらでもこちらでもあってました。