上記の文様は、七代目市川団十郎が流行らした有名な文様です。
さて、何と読むかわかりますか?^_^
答えは
「かまわぬ」です。
私たち現代人が忘れている
「構わぬ」という心のかっこ良さがありますよね!
では、次の問題
さて、何と読むでしょうか?
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目玉の親父みたいなやつ?と
お寺の鐘みたいなやつ? ゴーンと
ガイルみたいな頭の人?妖怪?
だぁーーーわからん!!!(笑)
実は
ガイルみたいなのが、「斧」
お寺の鐘みたいなのが、「琴」
目玉の親父みたいなのが、「菊」なんですねぇ〜〜
斧(おの)は別名「よき」と読みます。
つまり
斧(良き)琴(こと)菊(聞く)、「良きこと聞く」という縁起の良い言葉になります。
当時、流行っていた七代目市川団十郎の「かまわぬ」に対抗して、三代目尾上菊五郎が衣装に取り入れたと言われてます。
しかし、斧(おの)のことをヨキと呼ばれるのは訳があります。
斧には、上記の画像の通り、筋が入ります。
画像は3本線。
裏面は4本筋を入れています。(地方によって差があり)
3本線は、神酒、幹、三木
4本線は、四つの気(ヨキ)(地・水・火・風)という意味があります。(諸説あり)
まあ、でも普通に考えて、大昔から木こりの人々は、山を神聖視していたでしょうし、木を切るということは、山の命を頂くという意味もあったでしょう。
山を育てる四つの気(ヨキ)や木そのものに感謝の気持ちを表していたのだと思います。
また、日本人は言葉遊びが好きですから、
3(身)を4(よ)ける、
「身を避ける」という意味で、
危険な仕事をしている自分の仕事に、縁起を担いでいたのかもしれませんね。