時空を超えるトンネルを抜け
さぁ
桃源郷の扉が開きます
堂々とした松がお出迎え
展示室に向かう廊下
展示室から見下ろして
中庭
この建物を設計したのは
ルーブル美術館
ガラスのピラミッドを設計した
中国系アメリカ人です
彼は
ここが自然保護区の中なので
自然との融合を、ということで
建物の約8割を地中に埋没させている
つまり
全容を見ることはできない
ここの構想を
例えばフランス人に説明しても
理解してもらえない
-ここを桃源郷にしたいのです-
ここ(日本)だから
瞬時に理解してもらえた
彼はこう言っています
やはり
文化というものは
強くて生きているものなんだ
8割地中に埋まっているのに
光が満ちあふれている
日本家屋を思わせる屋根
日本という国の自然との
一体感を強く感じる
前日の夜
ハウルの動く城を見たためか
例えば
500年、1000年経って
ここが朽ちてしまったとしても
それはそれで
ジブリ映画に出てくる
自然と融合した
廃墟のようになるんじゃないのかな
そんな幻想を抱く佇まい
帰りたくないけれど
現世に戻る時間がきました
この橋を渡り
時空を超えるトンネルをくぐり
日常へと帰ります
衝撃の美術館
くりっくおねがいね
こちらもおねがいね
ところでここも
ご多分に漏れず日本語が聞こえない
いるのは外国人ばかり
確かに
熱中症厳重警戒なんて
発令されてて
不要な外出は控えること
だけど、ね
例えばワタスの住む
甲子園口からだったら
2時間弱、歩く必要ナス
運賃も往復で4000円程度
ほんの
ちょっとした旅行気分で
行くことが可能です
そう!
そこのアナタですよっ
寝転がって
スマホ片手に
TwitterとかInstagramの
いいね
1日中押してごろごろ
ごろごろ、ごろごろ、ごろごろ
一生家から出ませんゼ
一生スマホ離しませんゼ
これじゃぁ
気分転換もクソもあ~りませんよ
ちょこっとしたお出かけでも
充分に
アナタが日本経済に
貢献したことになるのです