今年の春は遅かったかもしれません。
ようやく昨日あたりから蕾が膨らみはじめました。
限りなくロックダウンに近い状態になり4週目に突入。
夫がリモートワークになり同じく4週目。
四六時中一緒の生活も、空間調整しながらなんとか成り立たせています。
しかし、ニュースやSNSで入ってくる情報に、心乱されることが増えてきました。
気持ちの浮き沈みもそうだし、急激に襲ってくる不安感も。
頓服の抗不安剤を使うなどして対処しています。
こちらからの出国もそうですが、日本入国の条件も厳しく、ひとつ前のブログで書いたように、この春の帰省を早めにキャンセルしたのは正解でした。
ただ、そのときよりも事態ははるかに悪化していて、いつ通常に戻るのか不安です。
私の母が亡くなったのは2018年の秋でした。
不謹慎だとお叱りを受けるかもしれませんが、母の生前中に今のこの状況になっていなかったことに安堵する気持ちも、正直、少しあるのです。
最後の1年は日本とこちらを6往復しました。
しかし、出入国の心配も、その後の隔離期間の心配をする必要もなく、看取ることだけに専念できたのは、今思うと幸せなことだったのかもしれません。
桜の蕾をみて、なぜか母の声が聞きたくなりました。
どんより曇り空だったので、感傷的になってしまったのでしょうか。
この状況下で激務をこなす医療現場の方々へ、深く敬意を表します。
そして、特に私の母と同病の方々、ならびにご家族の方々へ、心からお見舞い申し上げます。