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今度は「アメリカでも給付金には所得制限がある、日本だけではない」、という話が出ていますが、だから何なのか全く分かりません。
大不況や恐慌の中で大事なのは失われたGDPの穴埋めです。穴がしっかり埋まったかどうかが最重要事項で、その次に、穴埋めはどのように行われたのかが問題になります。
だから、まあ、所得制限はしてもいいんです。しない方がいいと私は思いますが、絶対ダメではない。ただし現在の給付金の方針は、いかに節約しつつ大きな数字に見せるかという、まことにしょうもないことが優先されています。

ああ、アメリカでも所得制限はあるんでしょうよ。しかし真水の財政措置額が桁違いなのは(報道を信じる限り)確かです。
その点に誤解があるのなら、是非本当のことを知りたいものです。その時は日本政府批判のついでに米政府を嘲笑うことといたしましょう。他国の内政のまずさについては、取り敢えず批判はしません。笑うだけです。

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東京(に限りませんが)の感染者数は増え続けていますが、もちろん「1300万人中」なので、道行く人々のほとんどは感染していません。それにしても勢いは増しています。
中国が、もし、他国の混乱と経済的没落を目論んでいたのだとしたら、これはもう作戦は完全に成功したのでしょう。ただし、世界中から買ったヘイトの総量はただごとではありません。(恐らくは安部政権以外)
これでもまだ中国人インバウンドを経済の柱にする、というなら、

…というなら?

…なんだろうな。

適当な言葉が出てこないな。理解不能?としか言いようがないのかな。私が政治家なら、GDP比0.3%に満たない中国人インバウンドではなく、60%弱の国内消費を重視します。

さて、たまには希望の話を。

塩野七生さんによると、兵士は、自分を生き延びさせてくれる指揮官の臭いを嗅ぎとる本能を持つと言います。大衆、衆愚と呼ばれる人々も、自分の生死に直接関わることに対しては意外と正しい判断をするものです。「格好をつけている場合ではない」からです。政治的スタンスとか、これまで主張してきたこととの整合(見栄も含む)とか、目の前の人にどう見られたいとか、そうした些末な話は吹き飛びます。そして、オノレを善なる存在、道徳的な存在、または人格者であることのさりげない誇示、政治経済や国家について「草の根の一人としてしっかり考えているんだよ」というアピール、これら様々なタテマエが崩壊します。
その時、一種のブレイクスルーが起こり得ると思うのです。

その第一歩として、給付金をもらえそうにない人々が「全員に配れ」と怒気を露にし始めています。あれほど財政健全化だ、税を効率的に使え、と言ってきた人々が、カネを出せ出せとの大合唱です。

おいおい、いいのかよ。笑
政府は財政赤字で破綻するんじゃないのかよ。笑

いや、今は非常時だから!
20万円でいいから全員に!

ということは25兆円。
一発で年間の税収の半分も使っちゃっていいの?
企業への補償も含めたら年間収入使い切るよ?
「サラリーマン家庭だとしたら」破産じゃないの?

そんなことを言っていたら、今日にでも人が死ぬから!

そうかもしれないけど、こんなおカネの使い方を繰り返していたら社会保障は完全崩壊だね。
将来、あなたも介護は受けられないね。
国債は破綻して日本円も紙切れになるんだね。
だって、日本の財政はギリシャより悪いんだろ。

そういうことは、この混乱が終わってから心配することだ!

じゃあ、今ここで大地震が来たら?
今年の夏に巨大台風が3個くらい来たら?
それで日本は完全破綻するの?
つまり、日本の破綻は「自然災害の都合」にかかっているの?
もっと言えば、この国は、






で生き残っているの?





そんなわけないでしょう。

財政と金融の主権を持ち、自国通貨の国債しか発行していない国は、人が働かなくなり、何も産み出せなくなった時に「実質的に」破綻する。

それだけです。

カネをいくら使ったか、政府の赤字がいくらか、なんてことは関係ない。
いつまで寝てるつもりなの、あなたら。
このままじゃ本当に自分の生活が崩壊しますよ。






これから先、政府がカネを出さなきゃ人が死ぬという事実、そして、政府がカネを出しても社会保障もナニも絶対に崩壊などしないという事実が、広く共有されることを願い、また、そのために個人的にできることを繰り返します。
これが私の持つ「希望」です。この真実は、ひょっとしたら想像以上に広がるかもしれないと期待しています。なぜなら、繰り返しますが、もはや自分の身が現実的に危ない事態だからです。かわいそうな被災者の皆さん、ではない。自分のことです。

ここまで来なきゃ気がつかない、というのは残念ですが、遠い将来になって移民を含めた内乱の中で気づくよりは幸せだと考えることといたしましょう。
そして、その「真実の広まり」の根拠が、「その考えにすがりたい」などという情けないものであっても構いません。この際だ、構うもんかい。そして私はそうした人々に「情けない」などとは絶対に言いません。諸手を上げて歓迎します。
国債金利が暴騰して破綻する(サンデーモーニングや著書における幸田真音、萱野稔人など)、日本人は国に甘えすぎており、このままでは破綻する(大前研一など)、と寝言を言ってきた自称専門家の経済音痴ども、せいぜい震えてろ。こいつらは現下の大量殺人を思い切り後押ししてきた。少なくとも私は永久に指摘し続けます。

さ、どうしますか。

それでも「国会議員の給料を削って給付金に回せ」などと下らないことを言い続け、財務省や経済音痴どもに殺されるのを待ちますか。
私は絶対にゴメンです。それ以上に「情けない」ことがあろうか。


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