大型台風がやって来た先週末は
祖母の十三回忌と
祖父の二十五回忌。
ルリママは5人姉弟の長女で
仏壇を守っている。でも、
もう墓守りの役目は果たせない。
結局、トトが仕切ることにした。
祖父の法要は七回忌以来。
十三回忌の頃、祖母が逝って
その法要に取り紛れたのか…。
じーちゃん、ごめんね。
それでも祖父母の法要を
どうにか済ませられホッとした。
認知症やら歩行困難やら
母の世代もそれぞれに老いた。
結局レンタカー(1BOX)を借り
あちこち回収、迎えに行き
小一時間の距離にある菩提寺へ。
こうして母の世代が集まるのも
今回が最後かもしれないね。
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一昨日、親戚のF子さんが87歳で
亡くなったと連絡があった。
祖母の従兄弟の奥さんで
もともとつきあいがあった家。
F子さんと祖母は20歳ほど
年が離れていたが仲が良かった。
祖父、祖母が亡くなった時は
すぐに駆けつけ、過分な香典を
いただいた間柄だ。
代が変わると、つきあい方が
変わるのはやむを得ないが
参列なしに弔電と花で
済まそうとする母世代の判断に
トトは異を唱えた。
受けた礼はきちんと返さなきゃ。
ばーちゃんとF子さんが
仲良しだったのは
みんな知ってるでしょ。
結局、トトが一族の名代で
お通夜に伺った。
あちらも代替わりしてるし
今後は自然に疎遠になるだろう。
でもこれで、いったん
一区切りついた気がした。
F子さんとばーちゃんは今頃
再会を喜び、四方山話に
花を咲かせていることだろう。
棺に収まった、すいぶん痩せた
F子さんの顔を眺めながら
明るく快活な彼女の
楽しい口調を思い出していた。
信心が篤く、義理堅かった祖母。
ばーちゃんはきっと
安心してくれたよね。
合掌
礼服の出番がだんだん増えるね。
自分用のふくさも新調した。
◆トト飯
小松菜と南関あげの味噌汁