前回のブログで
大石内蔵助討入り前日の手紙(遺書)?
固定概念は怖いですね~。
もう、いちいち説明しませんが(笑)
この手紙に「討入り」の文字も…
「打ち入り」の文字も有りません!!
文字自体もないし「討入り」の趣旨も書いてないですけどね~~
以上の様に…
いつものようにか(笑)説明なし…
手抜きでした^^
これはこれで放置しようかと思いましたが…
未だ顔も見たことのない知人から…
本当のことを知りたい。
と…、コメントを戴きましたので、
少しですが…
大石内蔵助の手紙(遺書)の
重要な箇所に触れておきます。
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當七月亡主弟大學義、
藝州へ御預同事趣ニ候故、
時節到来、
同志之者申合、
上野介屋布江亂入仕候、
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以上が、報道に関する重要な箇所と思います。
この手紙に対して新聞等の報道は…
討入りの前日に書かれたものとされています!
つまり、討入り有りきの報道です。
現代の忠臣蔵史観によれば…
12月14日は、吉良邸討入りです。
ところが実際の資料には…
討入りの趣旨は書かれていません。
報道のように…
討入りの時節が到来した等と書かれていません。
核心となる箇所も
上野介屋布江亂入仕候、
となっています。
これを現代人に分かりやすく説明すれば…
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時7月に、亡き殿(長矩)の弟の浅野大学は
芸州(広島)の本家のお預けとなったことで時節到来!!
同志たち申しわせの上、
吉良上野介の屋敷へ乱入致します。
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以上の様に…
どこにも「討入ります」とは書いていない。
その趣旨も書かれていない!!
亂入
これを現代文字に直せば…
乱入
「らんにゅう」或いは「みだれいり」等と読みます。
上野介屋布江亂入仕候
こうずけのすけやしきへ
みだれいりつかまつりそうろう
乱入とは、その状況を説明したもの。
討入りとは、敵に攻め入るという意味となり、家臣らの心情を表明するもの。
大石内蔵助ら赤穂の家来は…
家臣らの心情を表明することは有りません。
家臣らは、亡主の意趣を継ぐだけですから…
以上の通り、
この文章(手紙)は…
口上書の解読で解説した通りで
明らかに
喧嘩の続きを証明するものです。
この手紙を「討入り」と解釈した時点で…
大石内蔵助らの行動に正当性は存在しません。
ということですが…
簡単に解説するつもりでしたが…
難しいかな^^
(笑)
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「内匠(頭)家来口上」の解読が、「忠臣蔵」の本質を明確にします。
「忠臣蔵」は、日本人の心の反映と言われ…
何故、三百年以上も称賛され続けたのかをここに記す。
(目次ページ を設けています)
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