96歳だった主人のおばあちゃんが
コロナで亡くなりました。
かなりの高齢だったのですが
健康上の問題なのか、
コロナの予防接種は一度も受けていなかったそうです。
日本統治時代を生きたおばあちゃんは
少し日本語が話せました。
私が嫁いできた14年前は
日本語で挨拶もしてくれました。
最近では認知症が進行しており
孫のことやましてや私のことは
誰だか分かっていない様子でした。
コロナが原因で亡くなったので
遺体は先に火葬していると思っていたのですが
コロナは大丈夫なのか?
布が掛けられた状態で担架の上に寝かされていました。
途中で式場のスタッフの方々が
素手で棺桶に移動させていました。
お義母さんから
平服で参加してと聞いていましたので
ブラックのキレイめの私服で参列しました。
暇そうな息子ちゃんと
クリスチャンなので聖書を見ながら
神父様のお話を聞いているお義父さんと主人。
やはり台湾です。
お義父さんは白のポロシャツにハーフパンツ。
後ろにいる主人もグレーの上下。
普段着やんか。
奥に移っている白い布の下におばあちゃんが。
娘たんは漢字も読めるようになってきたので
熱心に聖書を見て復唱していました。
台湾でのお葬式参列は2度目ですが
毎回悲しくなるのは故人の死よりも
スタッフの方の対応や身なり、所作です。
きんぴかネックレスに、
ブランド物の大きなバックルが目立つベルト、
やたらでかいゴールドの腕時計など。
南国なので、これはしょうがないことなのですが、
お肌が黒光りして金髪の人もおりました。
まるで893の出で立ちです。
白シャツは着ていましたが、
胸ポケットにたばこが入っているのが丸わかり。
見た目はね、しょうがないにしても
歩きたばこしながら棺の乗った担架を押しているおっさんには
怒りすら覚えました。
これは式場のスタッフではないのでしょうが、
神父様のお話を聞いている傍で
大きな音を立てて芝刈りするおじちゃん。
神父様の声はかき消されて何も聞こえませんw
でも誰も怒らない大らかさ?!
一番驚き、怒りをも覚えたのは、
無くなったおばあちゃんの口が大きく開きっぱなし。
お口の中が丸見え&恐怖の形相。
子どもたちには見せられません。
コロナで入院中の死だったため
呼吸器をつけたまま亡くなったからそうなった。
そうなのですが・・・・
それでも死後硬直始まる前にお口閉められなかったのかな?
疑問すぎる。
おばあちゃんもこんな姿をみんなに見られたくなかっただろうな
でも台湾ではよくあることなのでしょうか。
とにかく改めて確信したのは
台湾では死ねない!
ということです。
おばあちゃんがご冥福をお祈りします。