菅首相で変わることは何? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

菅首相誕生で「規制改革を政権のど真ん中に」などの表現があった。
それはありがたいことだ。実際に意味のない規制も多い。
それらを見直すことは、非常にいい。
中国に「法三章」という言葉がある。
これは、「項羽と劉邦」で知られる漢の高祖である劉邦の話。
国を治めるにあたって必要なる法は三章のみと答えている。
その三章とは「人を殺したる者は死し、人を傷つけたる者、および盗みは罪にあたる」。
この3つの法律でこと足りると鷹揚な姿を見せていた。
ところが、ひとたび政権を取るや踵を返し、秦の時代の学者を用い、
厳しい法治制度を作り上げた。
それゆえか、前漢と後漢を合わせ400年の統治ができたとも言える。

翻って現代。今の香港を見れば、ちょっと似ているところもある。
中国とイギリスが香港返還にあたり、1984年に中国本土の社会主義ではなく
「従来の資本主義体制や生活様式を返還後50年間維持する」と明記されている。
すなわち、一国二制度。
まだ50年に達していないにもかかわらず厳しい中国の法による縛りに変換しつつある。
これは中国の歴史がもっている宿痾かもしれない。

本来、人間社会は上記の三章程度で生きていけるもの。
規制を設けなければ、立ち行かないものも多い。
そこで規制を強化すると、規制を盾に利用して稼ぐものも出てくる。
規制緩和が必要になる。そこで菅首相が1番に挙げているものが携帯電話代。
これはありがたい。
平均の電話料金はわからないが一万円ぐらいはかかっているのが現状ではないだろうか?
高額である。
かつては他のモノに使えていた小遣いが携帯代になってしまう現実がある。
それは産業構造上よろしくないとみるのが正解だろう。
携帯代が安くなることによって、他の産業の経済が動く。

菅氏のきらりと光る大きな眼。
これこそ「慧眼」というものかもしれない....?


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<了>