12月23日大阪日本橋で開催していた「北斗伝承展」に行ってきました。
関東ではいろいろやってる北斗イベントも、関西では全然ないのでこういう機会を逃すと次はいつあるかわからんのです。
一人でいくのも寂しいので、我が敬愛する北斗西斗の愛参謀様と北斗の庭園の愛忍者様といっしょにいざ出陣。ヌメレン幹部そろっての出撃となった。
恵比寿駅で待ち合わせし、俺の選んだ店に向かう。二週間ぐらい前に東野が司会している「ちゃちゃ入れマンデー」で紹介された「喫茶店なのにカツ丼がすごい」という喫茶ポミエという店だ。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27012039/
しかしさすがTV効果なのか、11時15分ぐらいで店前はすでに20人以上待ちという状態であった。
TVではほんの5分足らずの紹介だったんだが・・すいませんでした、見くびっておりました。
「こらあかんわ」ということで愛忍者様との待ち合わせ場所に向かい、店は5年前のなんば駅で出会って数分でキャッチの人につかまり「ここにしよ」と決めた愛忍者様の即決力に頼ることにした。
「北斗が如く」で護符やホステス、奥義すべてレベルMAXにされた愛参謀様を讃えたり、BS北斗の内容がよかったりなど主に北斗の話題をしながら待つ。
しかし待てどなかなか到着されない。5年前はなんば駅のど真ん中にピンク色の作務衣で登場された愛忍者様だ。梅田の繁華街だろうが東京駅だろうが一瞬で発見できるはずなのだが・・
「もしかしてあの上下ピンク色の人じゃないですか?」などと全然関係ない人にまでアタリをつけていた頃に愛忍者様到着。上下黄色の作務衣というやはり私の想像を遥かに凌駕した姿でのご登場であった。
無事近くのカツ丼屋に入り、まずは1回目の座談会。
(記憶の限りの要約です、こんな雰囲気だったと思ってください)
俺「昔の考察が次々と実現しています。ラオウ外伝の前半は15年近く前に北斗の庭園内で書かれた「ボルジャーノンに花束を」とそっくりで驚きました。特に序盤拳王符を建造したり、サウザーと闘ったりするあたりがそのまんまでした。あれらが消えたのが惜しいです」
愛忍者「原作の描写やあらゆる可能性を追求すると、どう考えてもそうならざるをえなかったんよ。北斗の拳はそういう描いてないことでも、考察したらつながるように綺麗に整理されてるんよね。
拳王府という名称は原作にはなかったけど、元々「府」というのは「王が軍事と行政の拠点として開く政庁」という意味だからおかしくないんよ。今でいうと京都府・大阪府とか。作者がちゃんと理解してるんやなって。ああいうのを適当にされると冷めてしまうしね」
俺「お二人が制作に関わった北斗本もそうでしたが、これだけ各種外伝や蒼天など展開しているなかで今更原作の設定だけで考察本だすとか無理がありませんか?なんで蒼天の要素すらいれるのが許されないのかと」
愛忍者「こんだけ異説がでたら原作だけでは無理あるよね。制作側の権利関係が北斗と蒼天と外伝では違うからやろうね。でもうまいことできる可能性もあると思うんやけどなあ。」
愛参謀「一冊目はほぼクイズだけしか参加してないけどね」
俺「そんな中ピュアビレッジという単語が掲載されたのは快挙です(笑)。今年はもうヌメクリ画像は作られたんですか?」
愛参謀「作ったよ、ヌメリジェネシス」
俺「マジですか!ほんとこれまでずっと継続してるのがすごいです。ザク様の長槍砦もそうですけど」
愛忍者「ほんまに続けてるって凄いと思うわ。長槍もブレへん。ほんまに昔からあのまんまやもんね。」
あと「かつて天皇家に仕えた坂上田村麻呂は劉家を名乗っていたので、劉家北斗神拳伝承者であった説、あるいは7世紀頃に坂上氏から分かれた丹波氏にもその可能性があり、とするとその子孫である丹波哲郎は・・」の解説などを愛忍者氏にいただき、爆笑して退店。
「トキの名は百済の王・直支(とき)が由来ではないか」と話しながら無事店に到着。
店に入るとすぐに「その男には三日間の命を与えた。俺に逆らった武芸者たちはすぐには殺さん、なぜだかわかるか?」と聞き覚えのある神の御声が。
振り返るとショーケース内でアニメ北斗が流されており、拳王様が新血愁の解説をされてました。
間髪入れず入る解説。
愛参謀「多分レイの総集編のやつやね」
流石っす。
しかしまず狭い。
京都駅で行われた原哲夫御大のサイン会も即興で作ったため占いの館みたいなスペースしかなく大概だったが・・Tシャツも魅力的だったのだが、シャツ1枚に3500円は無理。イラストは「究極解説書2000の付録ポスターの拳王様」「イチゴ味に対抗して書かれたサウザー」「究極版のジャギ」そして見たことないケンシロウでした。ケンシロウの絵の初出なんだったんだろう・・
2階に上がると展示コーナー。
数々のフィギュアや当時のジャンプ、そして「ご自由にお読みください」の単行本コーナー。
蒼天が「1巻 3巻 5巻・・」等、微妙に欠けていた。当時のジャンプが読みたくて仕方ない。
俺「このへんのフィギュアもザク様は全部持ってるんでしょうね」
愛忍者「やろうね。この同封されてる切り刻まれる雑魚の頭とかいいよね。」
俺「ジャンプが確認したくて仕方ないです。烏丸御池のマンガミュージアムにも現存してますが読ませてはくれませんもんね」
愛忍者「昔は普通に新聞と一緒に縛って処分してたもんね。もったいなかった。」
あと、パネルの作品解説に「新・北斗の拳」もキチンと書かれていたのもポイント高し。
デアゴスティーニ北斗ではDD北斗すら収録しているのにハブられるという不遇の作品だ。
俺「ちゃんと新北斗も紹介されてますね。デアゴはカットしましたからね」
愛忍者「デアゴはなあ・・きつかったなあ」
愛参謀「あれはしんどかった・・」
俺「お二人ともやはり全巻買われたんですか!?」
愛参謀「買ったよ」
愛忍者「書籍類はね、ひととおり買ってるよ」
俺「僕は声優インタビューのある巻以外は見送りました・・あまりにも中身がなく・・パチンコ関係多すぎでした」
愛参謀様がサイケなリンのポスターをお買い上げ中に愛忍者様と単行本24巻をみながら究極版について議論を交わす。
俺「究極版ではこの辺ケンシロウもカイオウもほぼ修正されてましたね。顎が長いんですよね」
愛忍者「面長になってるんよね。だんだん戻ってくるんやけど。絵柄は書いてる当時の作者の心境の反映とかもあるから、あんまりこういう修正はしてほしくないのが正直なところ。」
その後、俺も蒼天クリアファイルを2セット買い、そこらで茶しようということでカフェに向かう。
ダダ混みの中、うまく3人分空いたので着席して第2回目の座談会。
俺「ラオウ外伝のカサンドラ陥落は時系列上ありえなくはないがケンシロウが忙しすぎませんか?逆にシン打倒からレイと出会うまでにユリア伝では一年後となっていたが、それでは逆にケンシロウが暇すぎます。間に入るイベントがジャッカルとボルゲしかないし。」※
愛忍者「そう、どう考えてもレイと出会い、ジャギ打倒からカサンドラ陥落までは2、3ヶ月はかかったろうに。可能性としてはありえなくはないけどね。ボルゲのイベントはボルゲはケンシロウを倒して名を上げようとしていたからそこそこケンシロウが有名になってるはずやし、KING軍を壊滅させた後やろうね」
愛参謀「バイクとか使ってたんかも。ゴラスの時にバイクに乗って追いかけてたし」
俺「僕はジャッカル編が好きです。積極的に動くケンシロウが珍しくて。帝都編のケンシロウも動いてましたが、あれは北斗の軍と一緒なので意味合いが違うし」
愛忍者「ケンシロウが追いかけていくという展開は面白いよね。」
俺「蒼天はあまりキャラが死にませんね、太炎すら生きているという」
愛忍者「蒼天のキャラは散っていった北斗のキャラたちの供養。だからとっくに死んでもおかしくない太炎すら生き残ったんよね。」
あとは「神谷明御大だけインタビューせずに終わったデアゴはありえん」という結論をだし、解散となりました。
いやーえがった、えがった。また何かイベントありましたらぜひお会いしたく思います。
※レイナとリュウガがサザンクロスでジュウザと出会った時点ではまだケンシロウはシンを倒していないが、ユリアは飛び降りている。その後、レイナはユダに捕らえられ、マミヤの助けで逃亡。この時点ではまだマミヤはユダの城にいる。
でソウガとレイナはジャギと出会い、拳王様はカサンドラで黒山陰形拳について調査し、見事勝利したところにケンシロウがカサンドラを陥落させたとの報が入る。ラオウ外伝だけを読んでいると「えー!早!」という感覚に襲われるのだ。