・福島県の繁華街から外れた東北の人気寿司店「小判寿司」

どうも、ｎａｔｓｕｋｉです。

テーマ　:　「国内の上質グルメ」

前回に引き続き、宮城・福島からそれぞれ一件づつ東北グルメをご紹介します。

まずはこちらから、

・小判寿司

場所は県の中心地となる福島市から、高速を通っても約２時間かかるところに位置しており、福島空港からも市内と逆の方向に約１時間弱と、旅行者にとっては非常にアクセス難の場所にあります。

そんなこちらは福島県の寿司店で食べログ評価トップと定評のあるお店です。
福島県に行った際、このお店に伺うためだけにレンタカーを借りてこの場所まで行ってきました。

外観、店内共に現代的な風貌ではないにしろ、立派な佇まい。
席はＬ型になったカウンター席をメインに、後ろにはテーブル席。
奥には個室になったテーブル席もあります。

メニューはディナーとランチが共通しており、5000円以下のセットメニューが数種から握りのみの5000円と6000円、そしてアテを加えた8800円と11000円のコースがあります。
6000円の握りコースでお願いしました。

では料理詳細に。

・ヤイトハタ

・とり貝

・甘海老の昆布締め

・マグロ

・煮ハマグリ

・コハダ

・トロ

・あさりの出汁

・キスの昆布締め

・ノドグロ

・バフンウニ

・アカエリイカ

・穴子

・かんぴょう

・玉子

以上のコース内容です。

計１４巻に出汁と玉子、高級寿司店の握りコース６０００円としてはかなり充実した内容ですが、繁華街ではない分土地柄を考えるとチャラではないでしょうか。

熟成された江戸前寿司がベースでして、シャリとネタのサイズのバランス感も良いです。
全体を通して高いレベルにあり、中でも初めて食べた甘えびの昆布締めは非常に甘く美味しかったです。
他に印象に残ったネタは特にありませんが、あさりの出汁は間違いなく過去トップ３に入るのであろう味わいで絶品でした。この出汁は素晴らしかったです。

ですが色々な高級寿司店に行っている中、正直この４．２４という現食べログ評価程のクオリティは感じられなかったのが正直な気持ちでして、同程度の評価の地方の人気寿司店も色々と食べてきましたが、その中では少し物足りない印象です。
それでもこんな田舎にハイクオリティなお寿司屋さんがある事を考えると、十分すぎるくらいのレベルです。

しかし一点驚いたのが、お寿司の提供方法。
座ったのがカウンターでして、カウンターと個室にも先客がいたのですが、
まずはそちらのお客さんに全て提供し終わってから、こちらへの提供が開始。
少し時間にゆとりを持って良いくらいに到着しましたが、その待ち時間は約２０分弱。
一度、「すいませんもう少しお待ちください」と声はかけられましたが、その間待ちぼうけはかなりしんどかったです。
ちなみにそれはまだ良い方で、僕達の５分後くらいに来てテーブル席に座ったお客さんは、なんとこちらにお寿司を全て提供し終わってからという５０分待ち…ありえません。
なぜ一緒に握って提供してあげないのだろうとすごく疑問に思いました。

それもそのはず、テーブル席に個室まであるのに大将一人が握るのではバランスが悪すぎるでしょう。
普段からこんな感じかどうかは分かりませんが、最低限の配慮がないとお客さんは怒って帰らないのかなと不思議に思いました。

ただそんな大将の人柄自体は非常に良く、気さくで愛想も良いしその点は全く問題なし。
食べ始めるまでは苛立ちが募りつつありましたが、食べだしてからは収まりつつもやはり気持ち良くはない。
もっとバランス良く配慮出来れば何の文句も無いのですが、さすがにその点は不満でしかありませんでした。

総合的に見て、色々な高級寿司店に行かれている方にはわざわざ遠くから足を運ぶ事はお勧めしませんが、このエリアを通るのであれば候補としては良いのではないでしょうか。
それでも待ち時間は覚悟された方が良いかと思います。