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今日の「平成30年度 宅建試験」を受験された皆さま,今日は本当にお疲れ様でした。
現在私は,明日の解説会の収録に向けて,試験問題の検討を行っている最中です。
ざっくりとしたものになりますが,簡単な「総評」を書いておきたいと思います。
※総評の詳細は明日公開の動画をご覧ください。
1 権利関係(問1~14)
■難易度:例年通り~やや易しい
「権利関係」の難易度は,「例年通り」と「やや易しい」の間くらいかな?という印象。
驚いたのが「誤っているもの」をとにかく問うてくる点です。
試験勉強においては,「正しいもの」を判断するよりも,「誤っているもの」を判断するほうが,難易度が低いものですから,ここまで誤っているものを問われてしまうと,全体の難易度を押し下げる要因となっていまします(その意味で,結構バランスが良くない)。
問5で「事務管理」が出たのはビックリしました。
まぁ間違ってしまって,全然問題ないでしょう。
問11~14の「借地借家法」「区分所有法」「不動産登記法」は,割と素直な問題が多く,テキスト・過去問集を使ってバランスよく勉強してきた方としては,解きやすかったのではないかと思います。
2 法令上の制限(問15~22)
■難易度:例年通り
「法令上の制限」は,「例年通り」と評価しました。
今年度の「都市計画法」(問16,17)と「建築基準法」(問18,19)は,過去問中心で勉強している方からしても,比較的解きやすかったと言えます。
相変わらず「農地法」(問22)は外せない。
これも例年通りですね。
3 税その他(問23~25)
■難易度:やや難しい
「税その他」は,「やや難しい」と評価しました。
昨日公開したブログ記事でも「登録免許税」「不動産取得税」の2つを出題テーマとして1点買いしており,一応当たったのですが,「登録免許税」(問23)が難しい。
市販の参考書等でちゃんと書いてあったかな?という,結構細かいところを問う選択肢が多く,かなりキツいと思います。
また「不動産の鑑定評価」(問25)は,どちらかと言うと,過去問よりもテキストをかなりしっかりと読み込んでいないと解けないタイプの問題で,「税その他」に割り当てられるであろう学習時間を踏まえると,これまたキツい1問だったかなと思いました。
※参考:速効チェック おまけ 税
4 宅建業法(問26~45)
■難易度:例年通り
「宅建業法」は,「例年通り」と評価しました。
個数問題がグッと減ったため,「易しい」と評価してもよさそうですが……今年度は「報酬」から2問出題されています(問30,31)。
しかも,問31のほうは,モロに改正が絡む話で,計算の正しい手順だけでなく,低廉な空家等の場合における処理方法を含め相当程度正確に理解・記憶していないと処理が難しいです。
元々「報酬の計算問題」は,正解率がグッと下がる傾向にあることから,この点を評価のポイントとしました。
また,上記の「報酬」の部分だけでなく,改正点の出題が多く見受けられました。
やはり宅建試験は,最新の法改正内容が反映された教材を準備することが重要ですね。
5 免除科目(問46~50)
■難易度:例年通り
「免除科目」は,「例年通り」と評価しました。
まぁ予定通りと言ってしまっていいでしょう。
過去問を中心に,しっかりと勉強してきたからすれば,ありがたく頂戴します的な内容です。
なお問48は,全選択肢につき,模擬試験で的中させました
(2年連続です,良かった良かった)。
簡単な総評は以上です。
より詳細なものについては,明日公開される「【解答速報】平成30年度宅建試験 合格ライン&解説」をチェックしていただければ幸いです。
※リンクはこちらです。【解答速報】平成30年度宅建試験 合格ライン&解説
最後に。
皆さま,
今日は本当にお疲れ様でした!