こんばんは。

この土日、すごく寒かったですね。

私は土曜日はいつものようにお持ち帰りのお仕事。

今日は羽毛布団のお洗濯に、コインランドリーに詰めてましたよ。

 

そういえば一つ愚痴です。

 

私はこの一年間で、お盆休みを含めて有休を3日頂きました。

 

それとは別に、休日出勤した代休は3日ほど使えずに事務所に出ていたので(勤務カードを押さずに勤務)、その分マイナスすると、+-0日です。また、月の残業は、60時間を超えると指摘が入るので、大体55時間平均くらいで機械を止めています。

 

一方、毎日必死で頑張ってるってアピールしている同じ部のA君、毎日忙しい忙しいと言いながら、一年間で有休30日取得。毎日定時の30分後に帰っていきます。

彼の業績はボロボロですが、出来ない理由のアピールもうまいので、上からは高く評価されています。

 

世の中、そんなものですよね。

 

あ、こんなところで愚痴を言って、読まれた方、不快に思われたらごめんなさいね。

愚痴りながらも、お仕事があるだけでありがたいと思って感謝しているナツです。

 

さて、続きです。

 

「良いですよ。」

え?言っていいの?あっさりと教えてもらいました。

 

 

当時は個人情報云々に関して、今ほど厳しくなかったからなのでしょう。少しいい加減な人だったので、ポロっと教えてくれたのかも知れません。

 

彼はすぐさま、彼女の引っ越し先に向かいました。

 

そこは電車で一時間ほど先。一時間半ほどで近くまで着きました。

 

教えられた辺りに来てびっくり。

 

そこはその町の高級住宅地の一角です。大きな住宅が所狭しと軒を連ねています。そして、住所を教えられたその家はすぐにわかりました。

 

レンガ調の塀に囲まれた、豪邸のひとつでした。

 

門の鉄格子から中を覗き見ると、入った横には屋根付きの3~4台停められそうな大きなガレージがあり、更にその奥には塀と同様にコーディネートされた、レンガ調の大きな建物がありました。

 

一言で言う「お金持ち」の家でした。

 

表札を見ると、全く知らない名前でした。

 

どうしたら良いのかわからず門の前をうろうろしていたら、ガレージのシャッターが自動で開きました。

 

そして、ゲートの鉄格子も自動で左右に開きました。

 

びっくりして、思わず横の電柱の陰に隠れます。

 

門から出てきたのは、一台の青いBMWです。

 

左ハンドルのその車は、若い男性が運転しています。そしてその横には。

 

彼女が乗っていました。

 

車はすぐに出ていき、ゲートは自動で閉まりました。

 

あっという間の出来事でした。

 

何が起きているのでしょう。

 

実際のところ、彼は何も出来ませんでした。

 

ホントなら、車に走り寄って彼女に話しかけるべきだったのでしょう。

 

力づくでも車を停めて、事情を聴くべきだったでしょう。

 

でも、何も出来ませんでした。

 

それは、あまりに違う世界に入ってしまったであろう彼女が、ものすごく遠い人のように思えたからです。

 

続きます。

 

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ナツ子