こんにちは。
めっきり涼しくなってきて、夜ちゃんと眠れるのが助かりますね。
W杯も思いもよらない金星ゲットみたいで、良かったですね。
一方、負けてしまったアイルランドも負け惜しみも言わずに、率直に日本を讃えてくれて、有難いことだと思います。
ラグビーとか全然わかりませんが、皆が喜んでいるのを見ると自分まで嬉しくなるナツです。
さて、続きです。
そのような、自分と霊格がほとんど変わらない、少し間違えても自分の身さえも危なくなるような存在に丸岳様は挑まれたのでした。
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どうして丸岳様は、自分のところにお詣りに来たことも無いような人の事を助けて下さったのでしょう。
安田さんも奥様も今回の一件の前まで、一度も丸岳様の大岩にお詣りしたことも、ふもとの小さなお宮にお詣りしたこともありませんでした。
それなのに、神様レベルの方々でさえ、普段は決して行わないような、鬼との戦いという大きなリスクをかけて。
それを丸岳様は特別な関係も無い、町に住む一人の人のために行ってくれたのです。
更に、この町の住民は大半が誤解から、神隠しの神様とか、丸岳様の事を悪く言っていました。
それなのに、それなのに。
父には丸岳様の、人に対する大きな愛がひしひしと伝わりました。
人が好き。それだけの為に?
それが人の世に住む神様なのでしょうか?
結果的に鬼は安田の奥様の身体から出て行き、どこかに逃げて行ったようです。鬼を消滅させることなんて、普通、不可能な事です。
恐らく、自分の元居たところか自分の次元へと逃げ帰ったのでしょう。
しかし、その強大な鬼との戦いで、丸岳様はひどい傷を負わせられました。
霊体でも、高級霊でも傷つく事があるのですね。
その傷を癒すために、丸岳様も自分の次元に戻らねばならなくなったのが、この世界から離れなければならない理由でした。
父はどうしてそこまでして丸岳様が安田の奥様を助けて頂けたのか、いくら考えても、理解できませんでした。
確かに、安田の奥様の事について丸岳様にお願いしなさいと言ったのは自分です。
でも、相談を受けた時に、頭に丸岳様が現れたので、そうアドバイスしただけでしたから。
後日談です。
実は安田さんご夫妻は、この出来事の少し前に海外に行かれたことがありました。余計な事ですが、当時はまだ海外旅行がさほどメジャーではなかったので、特に田舎にいる人はパスポートを取ること自体が大変でした。
当時は県庁(の出先?)まで出向かないと、発行してもらえないようなものだったみたいです。その当時に海外旅行に行くなんて、安田さんちはお金持ちだったのでしょうね。
安田さんご夫妻は、その時に某国に旅行に行って戻って来られました。
その時に立ち寄ったどこかで憑かれてしまったのでしょう。
鬼に憑かれるなんて、滅多にあるような事ではありませんが、運が悪かったのでしょうか。
安田の奥様は日本に戻ってから少しづつ体調が悪くなり、ほんの数週間であのような真っ黒で動けないような状態になっていたのでした。
一方、今回の件で丸岳様は、町の方々から「素晴らしい神様」と言われるようになりました。
それは、綺麗に治った安田の奥様から事の顛末を聞いた、例のくそばばあのお陰でした。
あ、お陰があったので、くそばばあと言うのはちょっと気が引けるので、オババにしましょう。
安田さんご夫妻がうちにうちに来られたのち、玄関先で話を聞いたオババは、予想通りすぐさま町の中心部に行き、町の衆に伝えたようです。
安田の奥様がそれまでとてもひどい状態で死にかけていた時に、丸岳様のお陰であっという間に良くなったということを、手ひれ尾ひれを付けてまことしやかに、多くの人に伝えたのでした。
オババはいろんな人に同じ話をして回ったので、一週間ほどで、丸岳様の事を悪く言う人はいなくなり、丸岳様は人を助けて下さる神様として、人々はこぞって小さなお宮にお詣りし始めたのでした。
人間って現金なものですね。
とはいえ、その時には既に丸岳様は自分の次元に戻られた後だったので、お宮はお留守だったのですが。
そして、10年が経ちました。
ひとまず、丸岳様のお話はここでおしまいとします。
その後のお話は、しばらくしたら、また書いていきますね。
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ナツ子