こんにちは!
今日はお天気も良く、気持ち良い一日でしたね。
私は先日、久しぶりに「酸ヶ湯」に行って来ましたよ!!
暗くなっての到着。
夜の酸ヶ湯もなかなか風情があります。
私は硫黄泉マニアで、あの白い濁り湯と硫化水素の臭いが好きで、酸ヶ湯も大好きな温泉の一つです。
ここ最近は忙しくってなかなか温泉に行けないのですが、時間を作って行こうと思います。
中はちょっと行かないうちにリニューアル。
とても綺麗になっていましたよ!
温泉は撮れないので、省略です。
紅葉の季節が終わってて、空いてて良かったです。
翌朝出発。
酸ヶ湯近辺は既に紅葉は終わってて、雪が降るのを待ってる状態です。
でも、山の下の方はまだまだ紅葉が残ってます。
とても綺麗ですよ♡
そんな感じで、酸ヶ湯を後にしたナツです。
続きです。
そうしていると、だんだんと目の前から違う景色が見えてきました。
↓
それは多分、私が保育園の年長さんか小学校の一年生くらいの頃の景色でした。
まだ建て替えていない古い実家で、母が足踏みミシンで縫物をしていました。カシャカシャと独特の音がします。
足踏みミシンはその当時でも既に旧式だったのでしょうが、母は、“はずみ車”を手でくるっと回して、すぐに足踏みに切り替え、器用に私たちの服を作ってくれていました。祖母は縁側で日向ぼっこをしながらうつらうつらしています。
私は家の玄関で、木製で曇りガラスの入った玄関引き戸の敷居に土を載せて、一人で遊んでいました。
二本ある引き戸のレールとレールの間に土を盛って、その上に、そのあたりに咲いている小さなお花や小石を載せて、今思い出しても何かわからない「何か」を作って遊んでいました。
そうそう。当時の田舎は玄関の引き戸は、昼間はいつも開けっ放しでしたよねー。
向こうから同い年くらいの女の子が走ってきます。
「なっちゃん、あそぼー!」
近所に住む『としみちゃん』でした。としみちゃんはすぐ近くに住んでいたのですが、数年前に引っ越して来た、元、都会の子でした。
とてもかわいらしい子で、いつも一つ違いの弟と一緒にいましたが、その時は一人で来ていました。
「いいよー。一緒にあそぼー。じゃぁ、これする?」
私はそう言って、敷居に土を盛ったのを指さしました。
「えー!あっちに行って、鬼ごっこして遊ぼうよ。」
としみちゃんはいつも、おままごとの様にじっとしてする遊びが好きだったのですが、珍しく近くの草っぱらの方を指さします。
「え?うん。いいよ。草っぱらに行こう!」
私は手に付いた泥を服で拭って立ち上がりました。
そうして、私ととしみちゃんは手をつないで、道路を隔てて斜め向こう側にある草っぱらの方へ走り出しました。
「ナツ!どうした!!」
父の声ではっとしました。
父は私の服の襟首を捕まえていました。
私は船べりから大きく身を乗り出し、頭は水面すれすれ。髪は既に水に浸かっていたではありませんか。
ついでに言うと、左手も肘まで水に浸かっていました。
「ナツ!何やっとるんじゃ。落ちるぞ!」
父は力任せに私を船の中に引っ張り上げ、その勢いで私はデッキに転がりました。
「え?何?何?何があったの?」
「わしが聞きわいわ。ナツ、お前、何しとったんじゃ?」
「え?海を見てた。」
「海を見とったら、何で海に落ちそうになるんじゃ?」
「え?わからん。なんかわからんけど、父さん、ありがと。」
「おお。落ちたら服が濡れて大変じゃから、気をつけろよ。わしも、ナツが落ちたら助けるのに、服が濡れてしまうわ。濡れたら寒いで。」
「うん。ありがとう。」
『もしかしたら海に落ちてたかも。』
そう思うと背筋が寒くなりました。
しかし、父にデッキに引き上げられるとき、私は一瞬ですが、見てしまったのです。
続きます。
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ナツ子