按摩冒険 ―悦美足― | 私は大学8年生だった。―まともな会社の会社員1年生―

按摩冒険 ―悦美足―

最近、日本でも低価格でマッサージや按摩を受けられるようになってきたみたいですが、ここ香港でも物価の高さとは対照的に、按摩やマッサージを低価格で受けることができます。特に繁華街は按摩激戦区。激戦とはいえ、価格カルテルを結んだかのように、足底按摩45分98香港ドル、という店が多く見られます。看板を持ち、ビラを配る女性をよく見かけます。

ちなみに、香港の按摩店の施術時間は、1時間と称して45分単位がほとんどです。準備や片付けの時間も含んでの1時間なのでしょうか。それでも、足裏マッサージ45分で1,500円程度ならとても安いと思います。ただし、いざ施術が始まると、あなた疲れているから時間延長した方がいいだとか、肩もした方がいいだとか、他のメニューを進められることも多いです。私を含め、NOと言えない日本人は要注意。もちろん、ぜひ時間を延長したいとか、足以外もしてほしいとか、そういう場合はそうすれば良いと思います。98香港ドルのつもりで店に入ったことを考えれば高くつくかもしれませんが、200~300香港ドルで済むのではないでしょうか。


さて、按摩やマッサージを受けて、毎回この人にしてもらいたい、と思えるほどの施術に出会うのはなかなか難しいように私は思います。特に日本の下手なマッサージ施術者に出会う確率といったらもう。何を隠そう、私はマッサージ店で施術者のアルバイトを一瞬だけしたことがあるので、マッサージ店施術者のど素人ぶりはよく知っているのでぎょざいます! 求人広告でも見れば、ほとんどが無資格者だとわかります。

香港の按摩・マッサージ施術者の全体的な質は知りませんが、やはりはずれはあります。だから、日本でも香港でも、按摩・マッサージを受けるのは冒険です。香港だと、この冒険がより刺激的なものになります。


なぜなら店構えがあやしいから!






これは旺角 (Mong Kok) にある悦美足です。そこにマッサージ店が存在するというだけの情報をGoogle Mapで得て、行ってみました。

足裏と肩をマッサージしてもらうメニューB 188香港ドルにしようと決めました。


警戒しながら階段を上ると、トイプードルに出迎えられました。店内をのぞくと、命を取られる心配はなさそうだったので、マッサージをしてもらうことに。

短パンを貸してくれと言うと、使い捨ての不織布の短パンでした。洗濯されているかあやしい短パンよりいいじゃん! すっけすけだけど。

そして、施術してくれたおばちゃん、テレビ見て笑いながらだったので、集中してって言おうと思いましたが、ちゃんと気持ち良かったので放っておきました。これが香港。普通。

これがすけすけ使い捨てパンツにむくみまくった足。写っていませんが、おばちゃんは自分の後ろのテレビを見て笑っています。おもしろいドラマだったのかな。広東語わかりたい。


あ、タオルがですね、安い芳香剤の香りがして、私には臭かったです。残念! これがなければ、また行っても良かったのですが。

というわけで、按摩・マッサージは、技術とタオルの香りが大切という話でした。前置き長くてすみません。



読んでくださってありがとうございます。

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