〈昨日の結果〉
2018/08/18(土)第16回戦(メットライフ)8勝8敗0分|観客数:30,966人
埼玉西武 7-6 北海道日本ハム
◆6回 清水の犠飛で生還する田中賢介選手◆
【勝利投手】野田(1勝1敗1S)【セーブ】ヒース(3勝0敗4S)
【敗戦投手】トンキン (4勝3敗12S)
【本】(日) なし
(西) 秋山 17号ソロ(1回・上沢)、中村 21号2ラン(2回・上沢)
「上手の手から水が漏る」如く勝利を信じて6-4で2連勝と誰もが思い8回裏にセット
アッパーのトンキン投手を送り出しますが、これが3失点の大誤算となります。
この日の両軍の投手陣にとっては「厄日」だったのか、日ハムの与えた四死球は「4個」
西武は「9個」という大乱調の試合でした。
それまでの日ハムは5回、6回と大量得点のチャンスを貰いながら、最少得点しか得られず
とりあえずは6回の2得点で6-4と逆転をしますが、問題は8回表の日ハムの攻撃でした。
先頭打者の清水が四球で出塁をすると、中島がバントで送り続く淺間は死球を得て、西川は
2塁への内野安打で1死満塁としますが、3番近藤は2塁への併殺打となります。
絶好の追加点のチャンスを逃がしたことで、試合の流れは変わりその裏に逆転をされるのです
が、回も押し迫った8回の無得点は余りにも痛い攻撃でした。
このようなシーンで大田泰示が居たなら、矢野謙治がいたなら、間違いなく外野への犠打は
打っていたでしょう。
とても残念な近藤のミスショットでした。
勝てた試合を失った日ハムの意気は消沈し、次の試合も心配になって来ましたが、ある解説者
は「調子の良い選手は使い、調子が落ちている選手は休ませる」ことが優勝への道につながる
と語っていましたが、まさにその時なのかも知れません。
栗山監督の采配は、他の監督にはない知略に富んだ作戦を良くとりますが、ここ終盤戦を迎えた
今は頑なに我を張らず、駄目だと思う選手はファームに落とし、下から調子の良い若手を上げる
切り替えをしなければ、あっという間に2位から転落をすることもあるでしょう。
どうも今日の攻撃でも、監督と選手間の気持ちのズレが敗戦につながったのかも知れませんね。