人生において、いつまでも低空飛行を続けたり、墜落していく人の特徴は、過去を悔やむことと、現状を嘆くことだ。
世界なんて、5分前に始まったのかもしれず、10年前、20年前の記憶なんて思っているのは、偽者の記憶かもしれない。
夢で王様になって宮殿に住んでいる人が、自分は生まれた時から、そこに住んでいると思っているようなものだ。
そして、目の前の世界は、とてつもない高性能のコンピューターが作り出している仮想世界で、あなたの深い心(潜在意識)にあるものを題材にストーリーが進んでいくのだ。

どの道、過去は変わらないのだから、ある意味、どうでも良い。
大切なことは、心の深いところにある人生のストーリーの脚本だが、それを1から自分で作ろうと思ってはならない。
ゲームと同じで、人生のいろんなストーリーのパーツが用意されていて、それらを組み合わせれば良いだけだ。
もちろん、この仮想世界で用意されているストーリーのパーツは膨大な数で、無限と言っても良いほどだし、同じストーリーでも、かなり大胆に修正も出来る。
それに、パーツはどんどん増えていっているのかもしれない。
人生のストーリーのパーツを呼び出し、修正するのは潜在意識なのだから、潜在意識を良い状態にしなければならない。
そのために、我々に出来ることは、「言葉を使う」ことだけである。
「いや、イメージが世界を動かすのじゃ」と言う人もいるが、イメージってのは、作っているのではなく、作らされているのだ。少なくとも8割は。
イメージなんて、そうそう自由に作れないし、作れるとしても、ごく短時間ではないかね?
それは無駄な努力になる。
まあ、空想を楽しむのは構わないが、それが直接、世界に影響を与える範囲はごく僅かだ。
もちろん、四六時中、サッカー選手になった自分をイメージ出来る子供がいて、本当にサッカー選手になる場合もあるが、そんな子は、ある種の脳の欠陥を持っているのかもしれず、たまたま、そんな能力があるのだと思う。
我々が、そんな真似をしたって、間抜けなことにしかならない。

我々に出来ることは、言葉を使い、潜在意識に傾向性を作り、仮想世界の好ましいストーリーのパーツを取り出して展開してもらうだけだ。
潜在意識は高性能なプログラムなので、言葉をうまく解釈してくれる。
だから、潜在意識に送る言葉は、万能呪文がベストに近い。
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
「世界は意のままだ」
これらの万能呪文のうちの1つを選び、感情を込めず、心の中で出来るだけ多く繰り返すと、潜在意識はこれらの言葉に対応したストーリーのパーツを、次々に取り出して、修正を加えながら展開していく。
これを「潜在意識の魔術的オペレーション」と言う。
潜在意識という魔術師は、万能呪文により、「絶対、大丈夫なストーリー」「全て順調なストーリー」「世界は意のままであるストーリー」を作り出してくれる。

潜在意識による成功法則や引き寄せの法則も、IT時代、AI時代には、このように正確に表現出来るようになったのである。









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