人間の心は世界を創造する力がある。すなわち、いかなる願いも叶えられる。
しかし、では、50歳の人が、20歳の美男や美女になれないのはなぜだろう。
W.B.イェイツだって、老人の本当の望みは、「もう一度若くなって、あの娘を抱きたい」だと正直に述べているのに。
しかも、それは夢の中でだって、なかなか叶わない。
その正確な理由はともかく、そんなことが叶っても幸せでないことは確かだ。
L.ロン.ハバートの短編小説『幻の四十八時間』は、60歳になるまで、ルーチン通りの生活を送り、恋愛を一度もしたことがないまま、死期を迎えた女性が、天使と悪魔の力で、18歳の絶世の美女(派手な美女でなく、可愛い系と思える)になる(しかも魔法少女だ)というものだが、当然のことながら、結末は悲劇だった。
つまり、叶うべきでないことは叶わないという摂理が、この宇宙にはあるのだと思う。
また、未熟な人間が金持ちや社長になることを望んでも、不幸と言うよりは、世の中に歪みをもたらすので、普通は叶わないのだと思う。

湯川秀樹や朝永振一郎の師であったという数学者の岸根卓郎氏(京都大学名誉教授)が2014年に87歳くらいで書いた『量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」』という本には、ある人の願いが、別の人の願いに反するような競合関係にある場合などは、その願いは叶い難いといったことが書かれていたが、それには本当に納得が出来る。
早い話が、2人の男性が1人の女性を好きな場合、2人とも「彼女を絶対にわがものに」と願っても、なかなか叶わない場合が多いのだろう(よほど顔や資産や人柄等に差がない限り)。
しかし、そこに願いを叶えるヒントもある。
2人の男が1人の女を取り合う時、「では決闘で」(まあ、今の時代ではないだろうが)ということになったら、「負けて死んでもいいや」と思った方が案外勝つのである。
あるいは、「絶対勝ってやる」と挑んで実際に勝つと、実はその女は性悪であったとかなどで、不幸な結末が待っているものだ。
さらに、『スター・トレック』で、女を争って決闘して負けたミスター・スポックが、勝った相手に、「どれほど熱望しても、手に入れてしまえばさほどでもないものだ」と言ったが、その程度の望みは、あまり熱望しない方が良い。
つまり、まとめて言えば、欲望というものは、ほどほどにしないと、ロクなことにならない。

願いを持ち、それを叶えるのは別に構わないが、それが世界に不調和をもたらしたり、他の人を不幸にするものであれば、叶ったとしても災いになる。
最も良いのは、その願いが、世界を平和にし、進歩させる願いである。
そこまで考えられるほど進んだ人間であれば、その人の心に、やはり心を持った宇宙全体の様々な次元のマテリアル(原材料)が反応し、協力して、自然に願いを叶えるだろう。
そういったことが出来るには、様々な経験から学び、心を鍛えることも必要である。

ところで、今年の初音ミクさんのライブコンサート「マジカルミライ2019」は、チケットぴあやe+などのプレイガイドでの抽選はなく、即時販売のみになるのだと思う。
販売日は7月13日の土曜かららしいが、そんなことをすれば、回線はパンクし、全く販売サイトにアクセス出来ないまま販売終了になってしまうのではないかという心配がある。
二次抽選では、チケットが1枚も当たらなかった私としては(それも宇宙の摂理か)、とても気になるところである。
インテックス大阪、幕張メッセとも、SS席を1枚ずつ確保している私としては、譲り合いの精神を発揮すべきと思うが、A席で良いので、後1枚欲しい・・・これは宇宙の摂理に適うだろうか?









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