イタリアが酷い事になってます。中国の数字は(失礼ですが)、信頼出来ないところもありますから別にしても、イラン、韓国と比較しても死亡者の数字が凄すぎます。医療崩壊が起こってるとも言われてますが、同じ感染症なんだろうか?と思うぐらい凄い死者数です。
 死亡率は、分子はともかく、感染者数を分母とすれば、これはやり方によって変動が大きすぎて今の段階ではあんまり意味がないと先のブログで記しましたが、死亡者の数字はほぼ間違いないでしょうから状況の目安になると思っています。

 イタリアの人口は日本の約半分です。ですから4000人死亡であると、日本なら8000人が死亡した事になります。韓国も酷いと言われますが、イタリアに比べるとずっと良い。それでも人口比からすると死亡者100人は日本なら240人ですから、日本と比較すればかなり悪いですね。

 死亡率は人口比に対して考えるべきと思っていましたが、下記の医師(石原先生)のコメントを読み成る程こういった視点(高齢化率)もあるんだなと思いました。下記に石原医師のコメントをコピペします。

 石蔵文信(医師/循環器、心療内科医/家族・夫婦・定年問題専門)報告オーサー

『新型コロナウィルス感染症は皆さんご存知のように圧倒的に高齢者の死亡率が高い病です。イタリアの高齢化率が約23%なので死亡数が多いのはやや理解できますが、少し高すぎでしょう。しかし、イランの高齢化率は約6%とイタリアの4分の1です。高齢者が少ないイランの死亡率が高いと言うのはかなり深刻な事態だと思います。お隣の韓国もがんばっていますが、高齢化率は約14%です。それらの国に比べ高齢者率が約28%のわが国の新型コロナウィルスの死亡者数が現在のところかなり少ないと言うのは凄いことだと思います。個人的には感染予防の観点からも、イタリア人もイラン人もヒゲを剃ってほしいと思います。中国では女性の医療関係者もかなり髪を切ったようです。ファッションや宗教的理由があると思いますが、もう少し科学的な目線で感染症に対応していただきたいと思います。』

 イタリアと日本の高齢化率は似てますが、初期対応と医療体制の違いも大きかったのかもしれません。今回のニュースでイタリアが中国と関係が深いとも知りました。キスやハグの習慣、若者と高齢者が同居する環境も感染拡大の原因のひとつという記事を読みました。こんな感染症が流行しなければ羨ましいような環境が災いとなった。悔しいですね。
 イタリアの死亡者の9割は70歳以上とも言われます。勿論若い方でも重傷化する事もありますから油断は禁物です。若い方が感染し、身近な高齢者に感染させる可能性もあります。重傷化しなくても感染予防は大事です。
 イランや韓国の高齢化率が低いのも初めて知りました。韓国は少子化が日本よりひどい状況と聞いてましたが高齢者も少ないんですね。これはちょっと意外でした。

 石原先生の言うように日本の現在の状況は悪くないわけですが、昨日はオーバーシュートという言葉がニュースに登場してきました。元々証券用語らしいですが、今回の場合は感染爆発と言うような意味合いです。漢字の方が分かりやすい。クラスターも感染集団という意味でしょうが、なんでカタカナで言うのかなあ、ホント分かりづらい。専門家がこれからの感染爆発の危険を呼びかけてました。

 オリンピック代表を目指すバトミントン選手の話をテレビで聞きました。小さい頃から努力を積み重ね、夢にもうすぐ手が届く。こんな事がなければ7月には夢に見たオリンピック。なんとか夢を果たさせたいと思いますね。季節も次第に暖かくなります。感染爆発なんて杞憂だった。奇跡的に終息した。そんな季節の到来を祈るしかありません。


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