今週になって,ようやく東京地裁からも新しい期日の打診が来るようになりました。
といっても,まだ打診があったのが1割2割くらいですが・・・
それでも,動き出したことにより,本格的に忙しくなり,緊急対応の件もあって,今週はほんとてんやわんやでした。
さて,昨日から,弁護士以外の友人に,東京ミネルヴァ法律事務所の破産の件ってどうなの?的な話をよくされてます。
答えとしては,俺もネットニュースで見たけど,聞いたことない事務所だし,よく分からんと。
「CMとかもやってたんじゃない?」といわれると,「いや,そんなテレビ見ないし」と(笑)
もっとも,ミネルヴァが業界的にどれだけ知られているのかは,私には,よく分かりません。
なんせ,私は,弁護士になりたいと思ってなったわけでもないせいか,弁護士業界にめちゃくちゃ疎いので。
いわゆる弁護士業界のトップともいえる4大事務所についても,割と最近まで,ダウンタウンみたいなとこあったなあというくらいで,全部の名前をちゃんと把握してなくて,そうした事務所の先生が相手方の代理人として付いたことにより,初めて把握とかもありました。
今のところ相手方として対峙したのは4分の3かな。
5大までいれれば,5分の4になるかと。
巨大な敵を・・・♪(著作権の関係で割愛w)
そして,実際会ってみると,意外とそうした大事務所の先生の方が私のことを知っていて,なんで知ってんねん!?ということもありました(笑)
話はそれましたが,どうも,ミネルヴァは弁護士が不正をしたというよりも,黒幕的な会社に食いものにされたということじゃないかと。
まず,過払い金請求は,ある意味ドル箱だった面があります。
過払い金返還義務があることが最高裁で認められているので,過払い金が幾らあるかを計算すれば,それだけで勝てます。
裁判さえしなくても,ほぼほぼ交渉で返してもらえる。
そうすると,事務員に計算して,通知書をを出してもらって,弁護士は電話1本すれば終わりということも。
そして,取引期間が長ければ,過払い金も膨大になり,弁護士報酬もそれなりのものになります。
弁護士の実働としては,数十分で何百万円の報酬ということもあったりします。
そして,弁護士でない業者が,こんな美味しい話に食い込みたいと思うのは無理もありません。
幸いにして,弁護士は,商売には長けていない人が多い。
先生,儲けさせてあげますよ,広告宣伝も事務を処理する人材供給も任せてください,面倒なことはこっちでするのでと言われれば,それに乗る人もいます。
もちろん,詐欺的な意図ではなかったり,違法な非弁提携といえるようなところまではしていなかった業者もあるかと思います。
ただ,とにかくただただ食いものしてやろうという意図のところにつかまってしまったのが,今回の事案ではないかと。
まあ,この業界に疎い私なので,あくまで想像の域を出ない話ですが・・・
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