南モンゴル自治区での中国語一本化教育に向け、中国当局が中国語教師を大量募集
南モンゴル(内モンゴル)自治区では、中国当局が発表した中国語一本化教育への抗議、学校のボイコットが広がり、逮捕者も出ている。このような中、中国共産党は、中学校の中国語教師を大量採用している。
インターネットに掲載された政府の文書によると、政府は当地で1,000人以上の中国語教師を採用する計画だという。
南モンゴル自治区で教える教師を他地域から招くための広告も様々な場所で掲載されている。
「筆記試験、面接、身体検査などの必要な手続きを経て、1,883人の教師を採用する予定です。」
9月、内モンゴル自治区の政府のサイトにはこう掲載された。
南モンゴル自治区出身で、日本在住の大学教授楊海英は、モンゴル語教育を抹殺しようとする中国共産党の次のステップだと述べた。
「教師は、内モンゴル自治区からではなく、他の地域から募集されています。つまり、政府は漢人教師を探しているのです。」
「漢人教師がやってくれば、モンゴル人教師は追われることになるでしょう。民族同化がさらにすすみます。」
「これが彼らの狙いです。」
「大規模な人の移動が起きるでしょう。これは、文化大革命の時期と同じです。当時、他の地域から多くの農民が流入しましたが、政府はこれを国境強化のためだと言いました。」
「しかし、それは、言い訳でした。政府はモンゴル人に嘘をついたのです。」
【亀田浩史訳】
【亀田浩史訳】