今季の冬は、暖冬ではないが厳冬ではない。
道内では氷点下20度以下の年末寒波は無かったし、氷点下30度以下も未だに無い。
普通の冬が過ぎつつある。
そこに過去最大級の寒波が来るという。
本日は、厳寒の今昔を語りたい。
◆車の進歩
昔は氷点下10度くらいになると、車のエンジンの掛りが悪くなった。
今は、普通に定期点検さえしていれば、一晩路駐したあとの氷点下20度でも、一発で始動する。
また、スタッドレスタイヤが格段に進歩した。
道内はこれまで、B社が圧倒的に選ばれていたが、同じ吸水ゴム系のY社も全く遜色無い。
昔と変わらないのは、一晩路駐せねばならない場合は、凍結緩和のためにフロントシートとミラーカバーが必要なことだ。
なお、筆者は解氷スプレーは、ガラス面がギトギトして見づらくなるので絶対に使用しない。
◆絶滅した水落しとツララ
昔は毎晩止水栓を閉じ、水道管内の水落しをする必要があったが、断熱化が進んだことと終日暖房のため、全く必要無い。
だから今の子供は、水落しを知らない。
また、高断熱化は軒先のツララを絶滅させた。
今や水落しやツララは古い住宅だけとなった。
◆防寒具の進化
一部に頭を疑う薄着をする馬鹿はいる。
しかしながら、現在の衣服は凄まじく耐寒化が進み、真っ当な装備をすれば何ら心配は無い。
なお、吹雪のホワイトアウトによる街中での遭難はある。これは、特定の状況が予想されるにもかかわらず、外に出たことが原因だ。
◆終日暖房の快適
昔は、貯炭式ストーブがあり、24時間暖房は可能ではあったが、夜間は貯炭塔を利用した火種運転のため室温の低下は免れなかった。
石炭ストーブが一般家庭から絶滅して久しい。
現在は灯油かガスか電気となり、終日暖房が当たり前になった。
◆厳寒大好き
今も昔も、厳寒で助かることがある。
雪が降らないからだ。
道内が氷点下20度から40度に下がる日は、快晴で放射冷却となる。
雪の降りやすい胸高気温が氷点下5度前後の区域が本州方面に南下する。
希に降ったとしても、棕櫚の箒で掃くだけの、ふわっとしてサラサラの雪で除雪が格段と楽になる。
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