■令和の零戦は飛び立つか | ★ 茶髭の熊のブログ (^(ェ)^)ゞ

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★ 更新:【 第2木曜 】、他・随時更新。(2010年9月2日開設)  . 

 

一部の報道によれば、次期戦闘機が2031年の量産開始を目標に開発されるという。

現在の空自F-2支援戦闘機は、エンジンを自主開発できなかったため日米共同開発となったが、我が国に分の悪い事業となった。

今回は、種々経緯はあったが一部に英米との協力はあるものの、ほぼ単独開発となるようだ。

その最大の理由は、開発主体の某社を助けるためだろう。
海外クルーズ船や系列航空機製造企業等による膨大な赤字に苦しむ同社にとって、次期戦闘機がかつてのF2のようになるのは、好ましくない。

今回は、エンジンが別の社ではあるが開発されたことも、今回の決定に大きく作用した。

なお、ご多分に漏れず、今回の開発そのものに批判する向きもある。

しかし、世界の主要国では、単独か共同の違いはあるものの戦闘機の開発を継続している。

なにより、自前で一定の水準まで開発できなければ、「言い値」で買わされることになるだけだ。

さて、戦闘機開発では、各国とも試行錯誤を続けている。
そもそも最後の有人戦闘機と謳われた機があったが、有人機は永らく続いている。
今後、無人機との協業は進むとしても、有人機が早晩消えることは無いだろう。

令和の空に21世紀の零戦が描く航跡を観たいものだ。

なお、ここから先は蛇足だ。
我が国は軍艦部門では造船会社の統合が進んだ。
しかし、航空機部門では、軍用機、民間機双方とも統合が進んでいない。
世界的な水準を維持している軍艦部門で統合が進み、軍民を問わず今一つの航空機部門で統合が進まないのは、不思議かつ残念なことだ。