にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ

にほんブログ村

 

 

こちらも参加していますのでよろしくお願いします。

 

 ↓      ↓

人気ブログランキングへ

 

前回の続きです。

 

ヤフオクでかつて好調に推移した売上が伸び悩んできても仕入を好調なときと同じペースで続けたので、大量の在庫と借金が残ってしまったことは以前の原稿で書いた。

 

ヤフオクでは退院後も続けて比較的好調だったのと仕入を止めたことで在庫は減少に転じたもののまだ仕入価格ベースで100万円近く残っていた。

 

現在身を寄せている母の自宅にはそんなに広い倉庫はなく、押し入れとタンスの上のスペースのほとんどを商品で埋め尽くす状態になっていたので、早く処分するよう言われていたが昨年頃になると原因は詳しく分からないものの、ヤフオクの売上がほとんど上がらない状態に陥ってしまった。

 

このままでは在庫が減らないので何とか処分する方法はないかということで目をつけたのがメルカリの存在だった。

 

ヤフオクとメルカリの大きな違いは価格の最終決定権をどちらが握っているかである。

 

ヤフオクでは出品者が決定権を持っており開始価格、送料の有無など自由に定めることができる。支払方法も多彩で私は振込みや代金引換の他、各種商品券や郵便切手の支払にも対応していた。今はと言うと決済方法が一本化されたほか、発送方法も原則落札者が決定するシステムになっており、出品者・落札者ともに使い勝手が悪く利用者は減少しているようである。ただ1円スタートなど出品者、入札者それぞれにとってスリリングな楽しみ方はまだ残されている。

 

一方メルカリでは当初価格や発送方法、送料の有無など基本的なところは同じだが、購入価格を決定するのは原則購入者で、値引き交渉もできるようになっており、出品者との駆け引きも可能である。出品者は値下げ交渉を拒むことは可能で出品者と購入者が合意すれば取引成立となる。

 

取引の流れは、購入決定後購入者が代金をメルカリに支払い、一旦メルカリが預かって商品が到着したことを購入者が確認したあとに手数料等諸経費を差し引いた額がメルカリから出品者に支払われる。

 

発送方法は商品の大きさにもよるがメルカリ便という匿名発送が利用できるのが特徴で出品者としても煩わしい発送伝票の記入が不要というメリットがある。購入者としても誰からの荷物か分からないようになっており便利で広く普及している。メルカリ便を使用したときは送料を一旦メルカリが立て替えてくれるのが出品者としても有難いが、結構運賃は高く商品代金から差し引いて支払われる。ここでも運営が儲かる仕組みなのが私としては悔しいが仕方なく利用している。

 

私も多く在庫が残った商品からさばきたいので最初は採算度外視の送料込みで価格を設定して出品することにした。採算度外視の価格設定なので最初は値下げ交渉を全て拒む姿勢で臨むことにした。

 

値下げ交渉もあったが予定通り全て断っていても市場価格よりも大幅に安いと判断された商品は順次買い手がつき、開設当初の売上は1ヶ月10万円近くにのぼり、好調なスタートを切った。主力のアウトドア用品だけではなく、タンスの中に長く袖を通すことなく眠っていた洋服などにも買い手がついた。

 

これに気をよくした私は開店セールの採算度外視価格を改定し採算ラインスレスレくらいの価格に値上げした。その代わりに値下げ交渉にも内容によっては応じるよう方針転換したがそれでも店頭小売価格よりは安く、売上のペースが落ちるだけで在庫は確実に減っていった。

 

 

話は次回に続きます。