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前回の続きです。
精神障害の年金を受給している場合は原則として2年に1回更新の診断書が送られてくる。この指定の様式を医師に書いてもらい、年金事務所に提出しなければいけない。これをしないと受給中の年金の支払いも一時差し止めになることもある。
この年金の更新の診断書は指定された年の誕生月の初め頃に送られてきて、原則その月の末までに提出しなければならない。この診断書は医学的所見の他、日常生活能力についても事細かに書かなければいけないとても手間のかかる書類である。
私は更新の診断書を書いてもらうのは2回目だったが、額改定で2級になったこともあって1年での更新診断書の提出だったが書いてもらう医師は変わっているという少しややこしい状態だった。前医に書いてもらった更新診断書のコピーは取っていたのでそれは現在の医師に渡していた。
年金の診断書に限らず、医師に書いてもらう書類はどんなものでもコピーを取っておくのは鉄則である。急に担当医師が変わるということもあり得るからである。
この年金の診断書は診療歴だけでなく生育歴なども記載しなければいけないが、これは過去の診断書のコピーがあればかなり楽になる。
私の場合、表面の医学的所見については統合失調症と躁うつ病(診断名は統合失調感情障害)、自閉症スペクトラム障害(統合失調症圏の病名とアスペルガー症候群は併存しない)がついており、どのような症状が出ているかについても○をつける欄があって、私は事前に該当すると思う欄に薄く鉛筆で○をつけてもらうようお願いしていた。発達障害についても3つの所見があるがこれについては全部○をお願いしていた。
裏面は主に日常生活能力についてチェックをする欄がある。これは単身での生活能力を想定しており、家族と同居してできていることも困難があればそれに合わせたチェックをつけられることは意外と知られていない重要事項である。
これは7つのチェック項目があり、それぞれ以下の項目にチェックするようになっている。
・できる
・おおむね(または自発的に)できるが時には助言や指導を必要とする
・助言や指導があればできる
・助言や指導をしてもできない若しくは行わない
これについても事前にこのあたりにチェックしてほしいと医師にお願いしておくといい。
精神障害については5段階の評価基準があって、1が軽く5が1番重い基準となっている。一応の基準だが3が3級、4が2級、5が1級とされているが低く判定される場合もある。
私はこれについても下から2番目以下にチェックをお願いしていたが、医師が言うには評価基準が4番でチェック項目は概ね上から2番目以下であれば2級は通ると言う。
後は2級を通すには就労が困難なことが求められるので、総合所見欄にこの文言を入れてもらうことになる。あと予後を書く欄があるがこれは「不明」でいい。
後は就労(福祉サービスの利用含む)状況を書く欄があるが福祉サービスを利用していても経験上2級は通るようである。
これはお願いすればすぐに書いてもらえるものではないので書類は早めに渡しておきたい。あと診断書料金は医療機関によって異なるが安いところで6000円、高いところでは1万円を超えるところもある。また提出してから結果が出るまでに約4ヶ月かかる。
私はこの2回目の継続審査は認定となり、引き続き2級の年金が受けられることになった。
長く雑多な内容になりましたが、話は次回に続きます。