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前回の続きです。

 

前回求人サイトで精神保健福祉士の求人を見つけた私は自分自身も精神障害を持つが精神保健福祉士であるという前提で職場の見学をしたいと申し出たことは前回の原稿で書いた。私の経験や障害特性なども知ってもらうことは必要なことで当時通所していた就労移行支援の古谷と同行で見学させてもらうことが決まり日程も決まった。

 

職場はホームページ上の外観から見ると、3階建てくらいの広い温室で、周囲には何も無い山の中にぽつんとたたずんでいた。

 

最寄りの駅から車で約20分かかるほどの場所で自力で通勤することは困難な場所にあった。これは働く障害者や職員を最寄りの駅まで送迎をしてくれるという話になっていた。

 

精神保健福祉士の職員を募集していたほか、花の栽培などの仕事を行う障害者の募集もしていたが、こちらは応募者が殺到し、申込み順に受け付けていくことになっていた。

 

さすがにこの日は送迎というわけには行かないので、古谷の運転する会社の車で行くことになっていた。結構山奥らしく古谷もナビを設定して準備していた。

 

古谷と私がまとまった会話時間が取れるのはこの車中が初めてだった。もちろん古谷も私の基本情報や障害特性などについてはすべて把握しているという前提で職歴やどんなことが得意かとか、普段どのようなことをしているのかなどとりとめも無い話もあったので答えていると現場のガラス張りの大きな温室が見えてきた。周囲に住宅もほとんど無く、温室だけ建っているという感じだった。

 

ほぼ約束の時間に到着していたので挨拶をすると担当の人が出てきた。この時5月中旬だったが温室の中は暑いくらいで、まずはこのプロジェクトに関する説明が行われることになった。このプロジェクトは特例子会社の制度も活用し障害者の雇用を促進しようとして障害者雇用促進法の用件を満たせるようコーディネートしようと計画しているらしい。

 

ただこの取り組みは過去に例が無くどのように運営されるのか、私はどのような働き方になるのか、今の話を聞く限りでは見えてこなかった。

 

話は次回に続きます。