ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「千本ゑんま堂」の「梶の葉祈願」。小野篁のことがよくわかる毎月行われる「ゑんま堂スライド紙芝居」。

2019-07-15 | 祭事・神事・風習

7月1日から15日、京都の北西に位置する船岡山の近くにある「千本ゑんま堂(引接寺)」で行われる「梶の葉祈願」。そしてご本尊の閻魔大王が特別拝観できる「風祭」。この時期、ミモロが楽しみにする京都の催しです。
  
ご本尊の閻魔大王。夜に特別公開され、ライトアップされた大きな像の迫力に、いつもミモロは震えます。

今年は、夜に伺えなかったので、お顔を拝見することはできず残念。

でも、「梶の葉祈願」だけは、お願いしてさせていただきました。
「梶の葉祈願」は、七夕の短冊以前に、古来、梶の葉に恋歌を墨で書き、たらいに浮かべ、月に映すと、恋が成就するという言い伝えに由来し、恋だけでなく、いろいろなお願いごとを書いて、ここでは閻魔さまのお力で叶えていただくというもの。
さっそうミモロもお願いごとを葉っぱの上に書きました。奉納した梶の葉は、閻魔さまの前に備えられ、その後、お寺の前につるされます。
 梶の葉は、しばらくすると乾燥し、葉っぱが丸まり、中にかかれたお願いごとは、外から見ることはできなくなります。
ミモロ、なにお願いしたの?「エ~ヒミツ~」と。

またここでは、閻魔さまにお供えされたお餅から作ったかきもち「ゑんまさまのお目こぼし」があり、心身健固、無病息災、除災招福に ご利益があるそう。
 
「お菓子としても美味しいよ~」と、ミモロのおやつになります。

さらに『関係ないけどね~」と言いながらも、ミモロが気になるのは、ねこや犬の「ペット守り」です。
 
大切な家族の一員のペットの健康と幸せを願うもので、首輪などにつけられるようになっています。
「ミモロ、ペットじゃないもの~」と…でも、なんか気になるよう。

お寺の方とお話していて、「ミモロちゃん、よかったら、今からスライド紙芝居が始まるから、見て行ってください~」と。「え?なにそれ?」とよくわからないままに、お寺の別の建物へ。
 
これは、昨年暮れから始まったお寺の催しのひとつで、弁士でもある阿武野逢世さんが、脚本から構成、演出、出演などすべておこない製作したスライドタイプの紙芝居です。
この日の演目は、お寺の由来と小野篁のお話。風天さんといわれる弁士さんが、太鼓や鐘などを巧みに使い、スライドにそって、ストーリーが展開します。

昼間は、宮中に仕え、夜は閻魔大王のお手伝いをしたという小野篁。今回は、特に、地獄の様子がよくわかる絵が次々に。
「きゃ~こわい~」と、その絵に震えるミモロです。
約30分の演目は、ハラハラドキドキしながらも、昔の京都の様子やその時代の人々の死後の世界への考え方などがよくわかる興味深い内容。大人の人も、十分、楽しめるものです。

毎月、16日の「ゑんまさまの日」には、13時から上映されるそう。(月のよって、予定変更あり)

「また、見に行きたい~」とミモロ。

「閻魔大王の特別拝観ができる「風祭」は、本日15日が今年の最終日。夜18時から受付で、ご本尊の前での梶の葉祈願、そして聞香にも参加できます。ひとり2000円。昨年ミモロは参加しています。そちらも検索してください。



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