ジェネシス照射後に顔が上がるのはどうしてなの:直後は筋の収縮、2日目からはコラーゲン増加のため | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

ジェネシスを照射すると照射の最中から顔が上がる方がいます。

この現象は皮膚、脂肪組織の下 にある骨格筋が収縮するために起こります。

筋肉はカルシウムの存在下でATPを利用して収縮します。

ジェネシス照射にてカルシウムが存在する筋のミトコンドリアで生じた大量のATPが

筋肉を収縮させるためにすぐ顔がリフトアップするのです。

筋のATPはやがて消費され数時間で元に戻ります。

この時一旦リフトアップした顔は元に戻りますが、2日目からコラーゲンの増加や

表皮細胞の増殖が起こり顔はリフトアップするのです。

右上が照射前、1,3,6時間後と顔はリフトアップしていきますが、9時間後、24時間後と顔は下がります。

7日後には再びリフトアップします。

 

ビタミンABCの導入でもATPは皮膚、脂肪組織、骨格筋で大量に生じるので

同様の減少が起こります。

僕が毛穴レスローションの成分を電子穿孔法とイオン導入で皮膚に浸透させた際にも

同様の減少が起こりました。

この時はこめかみの筋が収縮したために目じりのしわが大幅に低下しました。

 その後、毛穴レスローションの外用を継続すると目じりのしわは低下したままです。これにはびっくりしました。

上は左は導入前、右は毛穴レスローションの成分ビタミンC、B群をイオン導入、電子穿孔しました。

色が白くなり、眉が上がり、目じりのしわがなくなっています。左の1時間後が右です。

おそらく毛穴レスローションに含まれるビタミンC以外のビタミンB群は

脳とか心臓で大量に必要とされるので、皮膚や骨格筋には必要最低限しか存在しないのでしょう。

 

以前マウスにアレキサンドレーザーを照射したら、

真皮の上層から下層までコラーゲンが増加しただけでなく、

脂肪細胞が大きくなり、その下には生き生きとした筋層が存在していました。

レーザーを照射したマウスは照射しないマウスに比べて生き生きと動き回っていたのが印象的でした。

この時レーザーを照射していないマウスの脂肪細胞までは

元気のない脂肪細胞が確認できたのですが、筋層がどのくらいの太さか確認できなかったのは残念です。

僕自身の頬にジェネシスを照射したら、咬筋が収縮して頬が凹み、頬をゆるめようと思っても

出来なかったので、筋肉の収縮が起こっているということはすぐわかりました。

 

ビタミンABCの内服、外用、イオン導入、ジェネシスは筋肉やほかの組織に運動したのと同じ効果を

発生して、ミトコンドリアの活性を増加させ、数を増やすミトコンドリアバイオジェネシスをおこすのです。

ミトコンドリアバイオジェネシスを起こした組織は代謝が上がるだけでなく、活性酸素の消去能も増加して

強力なアンチエイジング作用を起こすのです。

これからのアンチエイジングトリートメントのターゲットとなるのがミトコンドリアです。

 

青山ヒフ科クリニックでは、ビタミンABC、ジェネシスなどこれらを利用してトータルにミトコンドリアを

活性化して、美しい肌と引き締まった毛穴を実現します。