1990年代前半に一世を風靡(ふうび)したディスコ「ジュリアナ東京」を、大阪市に出店させる計画が進んでいる。女性たちが踊った「お立ち台」もつくる。往時を知る40~60代が、安心して楽しめるディスコをめざしている。
大阪府松原市の不動産会社が「JULIANA’S TOKYO」の商標権を持つ東京のレジャー会社とライセンス契約を結び、今月26日の開店をめざして大阪市北区の阪急東通商店街で準備を進めている。別のディスコ店が撤退したビルの1階から地下2階を改装し、お立ち台は2段(高さ約50センチと約1メートル)。床はシンボルカラーの紫にする。
ジュリアナ東京は総合商社の日商岩井(現双日)などが手がけ、バブル景気の余韻が残る91年5月に東京・芝浦に誕生。人気絶頂期には1日3千人が詰めかけた人気店で、社会現象にもなった。94年8月に閉店した。
2008年に音楽会社が一夜限りのイベントで復活させたことはあるが、商標権者によると、常設の店舗は大阪が第1号になるという。
バブル華やかなりし頃、ジュリアナ東京では良くも悪くも連日連夜“バブル狂想曲”が流れており、バブル景気の象徴でした。
一方、大阪ではマハラジャが大賑わいで大阪・ミナミだけでなく天王寺や和歌山にまで出店するなど、当時の日本列島は好景気に沸きあがっていました。
その後、バブル経済が崩壊し、あらゆるものが泡と消えました。
現在も一部だけの仮初の好景気に沸いています。
数年後にはまた泡のように消えるのかも知れません。
一瞬だけでも踊り狂ってみたいと思う人、そして昔を懐かしむ世代が集まって盛り上がるのでしょう。