よっちんのフォト日記

Mt.Senjougatake, Ina City, Nagano Pref.

さてさて、夜明けの光景を見るために長野県伊那市の仙丈ヶ岳の稜線で、
朝を迎えたワタクシたちですが、本当に心が震えるような光景を目の当たりにしていました。


朝焼けの空にシルエットが浮かぶ富士山。そして、どっしりとした北岳。
この素晴らしいそろい踏みを眺めることが出来るのは、仙丈ヶ岳に登った者へのご褒美ですね。


右には甲斐駒ケ岳。そして、甲斐駒ケ岳から鋸岳に続く稜線の彼方に八ヶ岳の山並みが見えます。
一つ一つの山が大きくドッシリした南アルプス。一つ一つの峰々が小さく、変化に富んだ八ヶ岳。
どちらがいいとか悪いとかということではなく、どちらの山も素晴らしい山々なんですよねぇ。


中央アルプスから北アルプスを遠望したのですが、北アルプスは雲の中に隠れていました。
ワタクシ達は夜明けの撮影を終え、山小屋に戻って荷物の準備をして、下山することにしました。


ワタクシ達は登山口の北沢峠を10時に出発するバスに乗りたいと思っていました。
（10時のバスに乗り遅れると、次は13時10分までバスがありません）
山小屋から北沢峠まで、通常は３時間くらいで下山するのが一般的だというので、
ワタクシ達は写真撮影の時間も考え、6時過ぎに仙丈小屋を出発しました。
早めに北沢峠に着いても、峠にある山小屋でゆっくり休憩できますしね。


富士山と北岳…この光景に、一体どれだけレンズを向けたことでしょうか。
何度も何度も同じような写真をアップして、申し訳ないような気持ちになります。


37年振りに登った仙丈ヶ岳。改めて素敵な山だなぁと感じました。
37年という歳月を経ても、この山に登ることが出来たことを嬉しく思います。


本格的な登山家からしたら、ワタクシなどはハイキングに毛が生えた程度の登山者です。
ですが、こうして登山を楽しむことが出来ることを心から嬉しく思います。
若い時から「趣味は何ですか？」と訊かれると、「登山、旅行、カメラ」と答えてきましたが、
これからもそう答えることが出来るように、元気で健康でいたいものですね。


富士山、北岳、間ノ岳…日本で一番高い山から三番目に高い山までを、同時に眺めることが出来るこの瞬間を
ワタクシは写真にだけではなく、自分の心に留めておきたいと思うのでした。

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2316461

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


私はありがたいことに若い時から「晴れ男」。そして、「恐怖の雨男」だった相棒さんも「今では晴れ男さん」に変貌しました。
おかげで今年の夏、北アルプスの、そして南アルプスの登山も信じられなくらいの晴天に恵まれました。
願わくばこの幸運が、これからも続いてほしいと願います。


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