一時の平穏。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

本日のフィレンツェは春めいて
マフラーも手袋も脱ぎ捨てながら
自転車で帰ってきました。


嬉しいことに大学のフランス語の授業の
第二セメスター開始と共に復帰できました♪


ヘルパーさんの導入がうまく行かなければ
介護の為に未だ家に缶詰め状態かもしれませんでしたが
なんと、素晴らしいヘルパーさんが見つかって
私に自由な時間をもたらしてくれました。


これも1人のペルー人との出逢いのお陰です。








フィレンツェ市の援助で
ランチを作りに来てくれる
50分間の出張ランチサービスを導入しました。


そこでお昼ご飯を作りに来てくれる
とても明るいペルー人のオバちゃんが
ヘルパーさんの人材探しに助けの手を差し伸べてくださいました。



以前からヘルパーさんは、ペルー人かフィリピン人の
広いネットワークがあるコミュニティに
声を掛けて探したいなぁと漠然と思っていました。


ただ、直接知り合いがいないのに
闇雲に探したって
信用出来る人材を見つけられるワケもなく
途方に暮れていたところへの助け舟でした。


Ritz、なんの心配も要らないわよ!
今週中にヘルパー導入して
あなたは大学の授業に安心して出席出来るようになるわよ!



ペルー人の彼女の信用出来る働き手のネットワークから
イチオシの一人を紹介して頂き
なんともトントン拍子に話が進み
彼女が言った通り、本日大学の授業に出席出来ました。


ヒョッコリ現れた救世主のお陰で
一瞬先は闇だった私の生活に
ひとすじの光が差し込みました☆


悶々と続く介護生活から一瞬解放され
また勉強が再開出来る歓びは
春風の訪れと共に、私の心に平穏をもたらしてくれました。


自由にならない生活の中で
私の幸せの基準が
どんどん下がりまくっています。


退院直後の介護中はヘトヘトで

ただお外に一瞬出られるだけで嬉しい。



介護に慣れてきたら

お外に出てマーケットのオバちゃんと
お喋り出来ただけで嬉しい。


ランチサービスが導入されると

夫と外でランチを食べられることが嬉しい。



ヘルパーさんが導入されると

少し長い時間、勉強に集中出来ることが嬉しい。



メチャクチャ安上がりな生き物と化しています。



私はもともと物欲もなく
いつも日々の小さな幸せを味わいながら生きてきたけれど
それがもう、外に出られる、
春風を感じながら健康に歩ける
だけでもう充分幸せになれます。


だんだん「無」に近付いています。



私の周りに沢山起きる様々な事は
この究極の安らぎの素晴らしさを
私に気付かせてくれるために
必要だったのでは??と思います。




こんな気付に辿り着いたところで
またまた義姉のために救急車を呼びました。


もう、救急車は
タクシー代わりの我が家です。


今回運ばれた理由は
今までと比べると
それ程大したことはありません。



ただの糞詰まりです……。



ただただ疲れる今日この頃です。
それでは皆さん、御機嫌よう〜♪