ATFの交換をしたいので日頃からメンテナンスをお願いしているディーラーさんに相談したが、作業をお断りされたというお客様。
その後ネット検索で弊社を見つけて頂き、連絡頂きました。
リフトに設置し作業開始です。
現状のATFを採取して後ほど比較を。
オーバーフロープラグも取り外してオイルパン内のATFを全て排出します。
走行は5慢キロを超えたところですが、想像以上に黒く汚れています。
オイルパンを取り外し。
鉄粉吸着用の磁石には、びっしりと鉄粉が付着。
ATFストレーナーを取り外し。
取り外したATFストレーナーはフィルター部分まで真っ黒です。
バルブボディを綺麗に掃除します。
こちらが新品のATFストレーナーです。
ATFストレーナーを装着。
オイルパンと磁石は綺麗に掃除して、ガスケットを新調し組み付け。
このボルトだけアドヘシブが塗られています。
オイルクーラーはミッションの上に装着されていますが、
ATフルードを取り出せるクーラーホースがあります。
オイルパンのすぐ上にクーラーホースがありますので、そちらでアクセスを。
今回使用するATFはWAKO'Sのセフティースペックです。
最初に抜けた分を充填してから圧送交換をスタート。
ここまで綺麗になりました。
トルコン太郎の接続を解除する時に、ミッション側から垂れて来るATFを採取して、最初のATFと比較。
走行距離が55,800kmで、ATFはここまで汚れています。
ATFの交換が本当に必要無いのなら、
ATメーカーであるアイシンがATFを販売する必要が無いはず。
でも、アイシンはATFやCVTFを販売しています。
この矛盾、どの様に取るのかはあなた次第・・・
どっかで聞いた事あるフレーズ(笑)
今回のATF圧送交換では、
・ATオイルパンガスケット交換
・ATFストレーナー交換
・ATFストレーナーOリング交換
・ATF（WAKO'S SAFETY-SPEC）
以上の作業を行っております。
今回の修理ご請求額は、 ￥ 72,420－ となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
＜参考データ：車両走行距離 55,800km＞
■作業メカニック － 野間雄司
■写真撮影 － 野間雄司
■文 － 野間雄司
※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。
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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました
