「おまえはベトナムに入国させねぇ!」
続きです。
シェムリアップからホーチミンで乗り換えて名古屋まで、というルートだったのですが、シェムリアップを出る時点で、
「名古屋までの飛行機は欠航です。翌日の23時間後の便に乗って貰うことになります。」
みたいなことを言われ、同行の榮社長と一緒に、
「台風だし、仕方ないか。予定変更で今晩はホーチミンで盛り上がろう!」
と決め、ホーチミンで数日前にお世話になった吉沢社長に電話。
夜遊びのお付合いとホテルの予約をお願いしました。
で、ホーチミン着。入国手続きをしようと並び、僕の番が来た時・・・
「おまえは入国できない。」
「は?なんで?」
「ビザがいる。ないから入国不可だ。」
「ビザなんて日本人だからいらないでしょ?しかも5日前にもホーチミンに来たぞ!」
「だからダメだ。その時のEチケット出せ!」
「そんなもん、もう捨てたって!!」
その人が別の上司を呼んで、その上司も『ビザ!ビザ!』と叫ぶ。
こっちが理解できずにいると、「向こうの窓口へ行って聞いてこい!」と。
で、別の窓口の人に聞くと、一か月以内の再入国にはビザが要る、と。
・・・・知らんがな。でも法律だから仕方ない。困ったのは、
「おまえらは空港から出られない。明日までここにいろ」。
ちょっと待てよ・・・・
これ、まさにトム・ハンクスの映画『ターミナル』じゃん!
榮社長も「ホンマやないですか!そのままですやん。」
「ここから出られない。あと23時間ここにいなければいけない。」
すでにノドはカラカラ。腹もかなり減っている状態。すると窓口の人が、
「コンドー、おまえは今夜の成田便に乗ることができる。しかし、サカエはダメだ。」
「なんで?二人乗れなきゃ意味がない。一人だけここに残るわけないだろう?」
「コンドーはベトナム航空で予約したから席がチェンジできる。サカエはANAだからもう満席だ。」
成田まではANAとベトナム航空の共同運航便ですが、ANAの予約割り当て?分は満席だ、みたいな意味みたいで。
すべて英語のやりとりなのでクタクタ、僕の拙い英語力ではもう限界に近く・・・・
と思っていたらANAの日本人とおぼしきスタッフが歩いてきたのです。
「すみません!助けてもらえませんか!」と言うと、「今至急の用事があるのですぐ戻りますからお待ちください!」と走っていかれる始末。
ここまでですでに1時間。22時前です。成田便は0時20分発。焦る・・・・
20分ほどしてさっきの日本人女性が戻ってきて窓口と話してくれました。
「チケットはエコノミーはもうないのでビジネスを買い直して貰わないといけないようです。」
「仕方ないです。手配してください。」
「ご自分でやって貰わないといけないんです。ネットも日本の窓口も締め切っていますからアメリカの窓口に電話してください。国際電話になりますからこちらも高額になりますが・・・」
「・・・かまいません。番号は?」
で、当然ながらなかなか繋がらず・・・・5分くらい経ってようやく繋がった!!
日本語が出来る人を呼んで貰ったら結構な高齢の人で、丁寧過ぎて遅い。
途中で電話が切れたらもう二度と繋がらない可能性が高いので、切れないように、電話を落とさないように、変なボタンを押さないようにと慎重に電話する榮社長。
で格闘すること1時間。なんと、追加料金なしで「エコノミーで1席取れました!」
で、僕の分と合わせて無事、シートを確保。ここまで2時間半。
ANAの女性にお礼を言い、どうにかこうにかその日の便で帰れることに。
榮社長は関空なので、電話の日本人女性に国内線も用意すると言われたのですが、「まず飛ばないだろうな・・・」と考えて、結構です、と断っていました。
で、朝8時30分に成田到着。僕はいつものパターンですが空港からスーツケースを事務所に送って貰います。
手ぶらになったところでWifiを返却・・・・と思ったら、榮社長が「あれ?ない!」・・・・
どうやら飛行機の中に忘れてしまった、と。
ところが、「保険に入って頂いているのでお金かかりません。大丈夫ですよ!」とOKに。よかった!
で、せっかく東京に寄るのだから・・・・と、ご挨拶と旅の無事のご報告で平将門首塚へ。
強運が続くのは間違いなく首塚様と美保神社のおかげです。
本当に我々、普段からいいことしか起こりません。
で、新幹線でお互い名古屋と新大阪に向かう訳ですが・・・・
台風による強風で小田原にストップ。
ストップ後、数時間。新幹線内の飲み物と食料もいよいよなくなってきた時、新幹線同士を橋渡しで繋いで駅の外に出られるようになりました。
小田原は特に何もなし。天気も小雨がパラつく程度。
「しばらくは動かないだろうな・・・」
と二人で居酒屋に行き、ニュースを見たら関空と大阪の驚愕の状況が映っていて・・・・
戻ってもまだ動きそうにないので、また二人でお気楽にマッサージへ。
で、戻ったら「もう橋げたを外しました。社内には戻れません。放送してたんですが・・・でも進んでも今日は熱海までです。」と言われ、締め出しに。
自業自得ですが、車内に多少の荷物を置いてきています。
払い戻しと忘れ物の手配後に小田原のホテルを探すも全滅。
平塚まで戻るにもJRが動いてない。タクシーで行ける距離は・・・と調べていたら、榮社長の「困った時はエクシブですわ!」の一言で近くを探して貰ったら、箱根にヒット。会員なんですね
タクシーで15分ほどで行けるということで助かりました。
「なんで僕ら今、箱根におるんでしょうね?」
と笑いながら食事して温泉つかって就寝。
翌日は朝から新幹線も動き、無事、昼前に名古屋へ。
事務所に着いてから榮社長からメール。
「駐車場の車、僕の周り以外はみんな冠水してます!危なかった。ほんまラッキーでした!」
さすがです。
いろいろな強運が重なったこの8日間。実は台風を全く見ていません。
大阪の心友・香川ちゃんに連絡すると、「街中めちゃくちゃですよ!」と。
翌日の北海道地震といい、今年は日本が本気でおかしいです。
最近やたらと地震特集を目にしていたので南海トラフももう来るのか!?というのも否定できません。
準備は絶対に必要ですね。
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