西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

オーメン ザ・ファースト  監督/アルカシャ・スティーブンソン

2024年04月25日 22時43分10秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ネル・タイガー・フリー
 ビル・ナイ
 ソニア・ブラガ
 ラルフ・アイネソン

【ストーリー】
アメリカ人のマーガレットは新たな人生を歩むべくイタリア・ローマの教会で奉仕生活を始めるが、不可解な連続死に巻き込まれてしまう。やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため悪の化身を生み出そうとする教会の恐ろしい陰謀を知る。全てを明らかにしようとするマーガレットだったが、さらなる戦慄の真実が彼女を待ち受けていた。

【西京極の評価】
1976年公開の『オーメン』の“悪魔の子”ダミアン誕生の秘密を描いた本作。妊娠・出産に絡んだゴア演出が多く出て来るので、その方面に耐性がない僕ら男性が観た方が「ヤバい」と感じるかもしれない。僕は結構キタ(苦笑)それ以外のホラー演出も新しさがあって面白かった。旧作を観て憶えている人なら「あ、このネタ観たことある!」とか「これはきっとこうなるぞ…」とか思えて2倍楽しい。でもダミアンに〇〇がいたって設定は…旧作にあったっけ?憶えてないなぁ~。リブートするのかなぁ~?

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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変な家2~11の間取り図~  雨穴/著  飛鳥新社

2024年04月24日 22時41分07秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。「行先のない廊下」「闇をはぐくむ家」「林の中の水車小屋」「ネズミ捕りの家」「そこにあった事故物件」「再生の館」「おじさんの家」「部屋をつなぐ糸電話」「殺人現場へ向かう足音」「逃げられないアパート」「一度だけ現れた部屋」すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆★★
  独創性 ☆☆☆☆★
 読み易さ ☆☆☆☆☆

【西京極の読後感想】
映画化も果たした前作に続く第2弾。前作に比べると構成が凝っていて、著者の作家としての成長を感じ取れる。前作にも増して豊富な図解と丁寧(過ぎる嫌いもある)な説明と平易な文章でとても読み易い。ヒトコワ系のイヤな気分を満喫出来る一作。この手のお話が好きな方にはおススメです。

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しょっぺぇなぁ~

2024年04月24日 21時40分20秒 | サンガ雑記
ミッドウイークアウェイのルヴァン杯。自宅でテキスト速報でチェック。
今季から大会スタイルが大幅変更され全Jクラブ参加のトーナメント形式に。
J1クラブであるサンガは2回戦から出場だったのだが…


JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第2回戦  at.長野Uスタジアム
長野3(延長)2京都
【京都得点者】 飯田、平賀


前半の2ゴールで得たアドバンテージはいつの間にやらなくなって…
延長戦後半にJ3クラブに逆転を許すしょっぱい内容。
リーグ戦の悪い流れをルヴァンにまで持ち込んでどないすんねん!

あっけなくサンガのルヴァン敗退決定…情けない。

こんな試合、雨の中付き合わされた現地組のサポがマジ気の毒。
風邪引かないよう願っております。

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4/20 第9節 アルビレックス新潟戦(京都・サンガスタジアム)

2024年04月20日 18時16分14秒 | サンガ観戦レポート2024
試合前のピッチ練習時に「飛び跳ねろ」決行するも…サポの期待には応えてくれず
モー限界デス

ひとつの勝ち、ひとつのゴールのなんと遠く、困難な事よ。J1リーグ3シーズン目となるが、年々厳しくなってきている印象がある。周囲では「曺貴裁体制もそろそろ限界では?」という声も周囲から聞え始めている。今季未勝利のホームゲームでもう一段チームをシフトアップ出来るか否か――相性の悪くない新潟相手にキジェ監督がどのような采配を見せてくれるのか、注目である。

【サンガのスタメン】
 GK: ク・ソンユン
 DF: 福田、宮本、麻田、佐藤
 MF: 塚川、金子、武田
 FW: 豊川、山﨑、原
 SUB: ハーン、アピアタウィア、三竿、鈴木冬、松田天、谷内田、トゥーリオ

お、金子クン怪我からいきなりスタメン復帰か!そして塚川クンも初スタメン!この沈滞ムードを祓ってくれる活躍に期待したい。

【試合感想】
もう書くに値するような内容じゃなかったね。

前半をスコアレスで折り返せたのだってソンユンの神セーブ連発のおかげだし。アルビのロングボール戦術に苦しんで耐えて耐えて耐え忍んできたサンガディフェンス陣も堪えきれず、後半14分についに失点。そりゃ味方が1点も獲ってくれないんじゃそうなるわな。

責任の一端はサンガのフォワード陣にあるのは明白。前半サンガのシュートはわずか1。後半放った7本のシュートはほとんどがはるか枠外。決まる気がしなかった。連携も悪い。

だけど一番の問題はキジェさんの采配。
とにかくカードを切るのが遅い!遅過ぎる!
いつも失点を許してからカードを切る後手後手の消極的采配。まったく点が獲れて勝てる気がせぇへん。相手のロングボールへの対策もなさそうだし…ホンマに引き出しが少な過ぎる。

【試合後】
これでホーム4連敗。そして4試合連続ゴールなし。順位もリーグ序盤とはいえブービー19位と堕ちるとこまで堕ちた。いや、まだ下に最下位札幌がいるけど…勝ち点6で並ばれてるし、実質最下位と言ってもエエわな。

当然の如くゴール裏へ挨拶に来た選手・スタッフに浴びせられるブーイング。僕はそんなブーイングする元気も残ってなかったわ。この日のスタンドはガラガラ。特にバックスタンドなんて客まばら。そら、こんな試合ばっか見せられたら来る気失せるわ。やっぱりキジェ流ハイプレスハイラインはもう限界。そろそろ強化部は監督更迭の後釜探し始めんとアカンで。解っとるか、アンちゃんよ!あと点の獲れるフォワードも補強せんとね。

あ ~ オ モ ん な っ !


【試合結果】 京都0-1新潟

【観客数】 9,022人(そりゃこんな内容じゃ1万人切るわな…)

【得点者】
 新潟 : 谷口59

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK: ク・ソンユン6.5
 DF: 福田5.5、宮本6(66分 アピアタウィア5.5)、麻田5、佐藤6
 MF: 塚川5.5(HT 松田天5.5)、金子5.5、武田5.5(75分 谷内田5.5)
 FW: 豊川5(66分 鈴木冬5.5)、山﨑5(66分 トゥーリオ5.5)、原5

【今日の私的MOM】
 ク ソンユン : 前半ソンユンの神セーブがなければボロ負けだったかも…
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アウトサイダー(上・下) スティーヴン・キング/著 文藝春秋

2024年04月16日 22時01分25秒 | 西京極の本棚
     
【紹介文】
平穏な町で起きた、11歳の少年の惨殺事件。ラルフたち地元警察は、複数の目撃証言を得て、高校の教師で少年野球のコーチとしても慕われるテリーを逮捕した。しかし、彼には完璧なアリバイがあることが判明する。自身の潔白を主張するテリー。一方で、異常犯罪への憎悪を募らせる遺族と住民たち。そして、町を新たな悲劇が襲う。(白石 朗:訳)

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆☆★
  独創性 ☆☆☆☆★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
調査員ホリー・ギブニーが活躍するファインダーズ・キーパーズ探偵社シリーズ第4弾にしてキングお得意のスーパーナチュラル要素満載のミステリー。予備知識なく読み始めたのだが、上巻の途中で容疑者が〇〇してしまうなんて…予想出来る訳がない。じゃあこの先一体どうなるんだ?って思ってたらもう下巻は邪悪な異形の者と対決するキング十八番のモダンホラーに。犯罪ミステリーの謎解きとしてはズルい気もするけど、やっぱりキングは面白い。

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4/13 第8節 鹿島アントラーズ戦(茨城・カシマスタジアム)

2024年04月14日 15時55分00秒 | サンガ観戦レポート2024
鬼門は続くよどこまでも

ホーム3連敗でじわじわと順位を下げ、自動降格圏もちらついてきた17位。やっぱり今年も目標はJ1残留か…。何が最高最強だよ!?

そんな弱り目で迎えたアウェイゲーム。相手もこのところ不調っぽいポポビッチ鹿島。鹿島のホームであるカシマスタジアムではサンガ未勝利。大鬼門である。「今年こそは」と願いを込めてサポ仲間と車で鹿島へ。道中の天気はず~っと快晴。桜は満開。富士山もめっちゃ綺麗。富士山が綺麗に見えたらサンガは勝つ!…というジンクス頼みするしかないという情けなさ。

鹿嶋市11時到着。このカシマスタジアムは一度入場しちゃうとビジターサポーターは試合終了まで出場出来ない。通称カシマプリズン。試合開始3時間+試合2時間+後片付けのトータル6時間拘束される。これで負けた日にゃ気分最悪だよ。だから勝てよ!歴史変えようぜ!
カシマプリズン開門!

【サンガのスタメン】
 GK: ク・ソンユン
 DF: 福田、宮本、麻田、佐藤
 MF: 谷内田、武田、松田天
 FW: 豊川、山﨑、原
 SUB: ハーン、松田佳、鈴木冬、飯田、塚川、安齋、トゥーリオ

アピ…怪我かよ…代わりは本職でない宮本クン。本職の佳大使ったらエエのに…なぜ?そして今季初スタメンのヤッチがU-23アジア杯で離脱中の颯太の代役?いや、アンカー役はどうやら将平っぽい。あと凌吾のポスト役にも期待したい!するしかない!!

【試合感想】
前半は決定機こそ少なかったが、スコアレスなのは想定内。いや、むしろ予定通り。スコアレスの時間を出来るだけ維持しつつ、ワンチャンスに賭ける。鬼門突破にはコレでしょ。その為にみんな選手はがんばってた。特に響。マッチアップしたチャヴリッチを完全に抑え込んでいた。その密着マークに手を焼いたチャヴリッチがイラついてるのがスタンドからでもよ~く判った。それほど響のプレーは素晴らしかった。

そのチャヴリッチ、後半になったらサイドを変えてきやがったwそんなに響がイヤなのか?wwそれは冗談だとしても鹿島側が響とのマッチアップを回避しようとしていたのは明らか。ならこっちは響を左から右へポジションチェンジしてやりゃよかったのに。でもこの日のキジェ監督、な~んの手も打たない。まずポスト役がまったく勤まってない凌吾を引っ張り過ぎ。凌吾のところにボールが収まらないせいで、トヨと大智が中盤の底あたりまでボールを受けに下がって来てた。得点源の2人がこんなじゃ点が入るはずもない。後半頭から大智をポスト役に戻してマルコか安齋を入れりゃ良かったのに…。サンガが攻め手を欠いている間、ソンユンら守備陣の頑張りにも遂に限界が来た。もうスコアレスドローでもいいやって思いかけてた後半40分。濃野にヘディングで決められてしまった。

【試合後】
何であと5分が我慢でけへんねん!?勝てへんまでもせめて引き分けろや!歴史は変わらず、鬼門継続。もう富士山綺麗のジンクスも頼れなくなった。気分は最悪。これまでキジェさんには感謝してるけど、さすがにこの采配はないわ。がんばってくれているとはいえ、本職でもない選手をCB起用したら本職CBの気持ちはどうなるの?交代カードの切るタイミングも遅過ぎる!残り数分で何が出来る?試合終了後サポーターのところに挨拶に来た選手らにかけられたサポからの声がすべてだよ。

「選手はがんばってる!選手は、な!」


【試合結果】 鹿島1-0京都

【観客数】 13,781人

【得点者】
 鹿島 : 濃野85

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK: ク・ソンユン6
 DF: 福田5.5、宮本6、麻田5.5、佐藤6.5
 MF: 谷内田5.5(65分 塚川6)、武田6、松田天5.5(87分 トゥーリオ-)
 FW: 豊川5.5(87分 鈴木冬-)、山﨑4(71分 安齋4.5)、原5.5

【今日の私的MOM】
 佐藤 響 : マッチアップしたチャヴリッチを完全に抑え込んでいた

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ゴーストバスターズ フローズン・サマー(日本語吹替版) 監督/ギル・キーナン

2024年04月10日 22時06分25秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ポール・ラッド   (声:木内 秀信)
 マッケンナ・グレイス(声:上白石 萌歌)
 フィン・ウルフハード(声:梶 裕貴)
 キャリー・クーン  (声:朴 璐美)
 ビル・マーレイ   (声:安原 義人)
 ダン・エイクロイド(声:玄田 哲章)

【ストーリー】
真夏のニューヨーク。日差しが降り注ぐビーチで大勢の人々が海水浴を満喫するなか、海の向こう側から突如として巨大な氷柱が大量に現れ、街は一瞬にして氷に覆われてしまう。ゴーストバスターズとしてニューヨークの人々をゴーストたちから守ってきたスペングラー家は、その元凶が全てを一瞬で凍らせる「デス・チル」のパワーを持つ史上最強のゴーストであることを突き止め、事態を解決するべく立ち上がる。

【西京極の評価】
良くも悪くもゴーストバスターズ前作でこのマンネリズムを打破したかに思えたが、本作でまた先祖返りしてしまった印象。そしてこのシリーズの魅力の一つである個性的なゴーストたちが本作では「どこかで観た事ある」ものばっかりだったのが残念。あとレイ・パーカーJr.のおなじみのテーマ曲を聴いたあとで新しい学校のリーダーズの変なアレンジ曲は聴きたくなかった…

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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4/7 第7節 ジュビロ磐田戦(京都・サンガスタジアム)

2024年04月07日 18時35分55秒 | サンガ観戦レポート2024
植樹して3年目のサンガ応援桜…だが今年も花の付きはイマイチ。サンガ桜も最高最強まではまだまだ…
最高最強が聞いて呆れるわ

2勝目が遠い。それもホームで2戦2敗と連敗中。これはサポとしては心中穏やかではない。エエ加減に勝てよ、と。今日こそは勝てよ、と。桜は満開、天気も良い。これで勝ち点3を持って帰れればどんだけ気分が良い事か。ホンマに勝って欲しい。

スタジアムに入場してみると…天気が良過ぎて暖かいを通り越して熱い。こりゃスタミナの消耗も気になるな…

【サンガのスタメン】
 GK: ク・ソンユン
 DF: 福田、アピアタウィア、麻田、佐藤
 MF: 武田、川﨑、松田天
 FW: 豊川、原、トゥーリオ
 SUB: ハーン、松田佳、宮本、鈴木冬、福岡、安齋、山﨑

発表されあスタメンは前節から安齋クンとマルコを入れ替えただけ。ここまでトヨと大智は決まりだが、あと一人前線が決まらないんだよね。そろそろマルコにもゴール欲しい。

【試合感想】
試合はクソみたいな内容。レビューを書くのもイヤなほどやけど、まぁ書くわ。前半はサンガの時間帯もあったけど、20分過ぎあたりからジュビロにボールを持たれ始め…前半終わりかけで将吾がゴール前のクリア時にハンドがあったと判明、PKを与えるもこのPKをソンユンの読みが的中、見事なPKストップ!九死に一生を得たゴール裏は大盛り上がりを見せたが、サンガサポが喜べたのはコレだけ。

後半はジュビロにポゼッションを許し、同じようなコーナーキックから3本をヘッドで叩き込まれジ・エンド。交代カードを切っても流れは変えられず、為すところなくホーム3連敗を喫した。

【試合後】
スコアもクソだけど、シュートを撃たないサンガFW陣はみんなクソ。シュート撃たなきゃゴールは生まれないんだよ!交代で入った冬一も良い攻め上がりは見せたが、GK川島の飛び出しに怖気づいたのか絶好のシュートチャンスに受け手不在のパスを打つとは…日頃の強気発言は単なる虚勢かよ!?

キジェ体制になってからこれで対磐田2敗3分けと未勝利。なにが“史上最高最強”や。“最低最悪”やないかい!さすがのサンガサポも試合後はブーイング。当然やな。さ、はよ家帰ってDAZNで鈴鹿のF1日本GPでも観るか。


【試合結果】 京都0-3磐田

【観客数】 10,972人

【得点者】
 磐田 : 西久保51、マテウス ペイショット65、71

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK: ク・ソンユン6
 DF: 福田5.5、アピアタウィア5.5、麻田5、佐藤5.5(74分 福岡5)
 MF: 武田5(64分 鈴木冬5.5)、川﨑5.5、松田天5.5(64分 宮本5)
 FW: 豊川4.5(74分 安齋4)、原5、トゥーリオ4(64分 山﨑5)

【今日の私的MOM】
 ク ソンユン : サンガ唯一の見せ場はソンユンの読み切りPKストップだったな
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今年の🌸は長持ち

2024年04月06日 09時10分06秒 | 日々の雑感
今朝の山科疎水。
3月はかなり寒かったり雨だったりで
今年の桜は例年になく長持ち。
今のところは七分咲きってところかな?

オッペンハイマー  監督/クリストファー・ノーラン

2024年04月04日 23時13分59秒 | 西京極シネマ
【主演】
 キリアン・マーフィー
 エミリー・ブラント
 マット・デイモン
 ロバート・ダウニー・Jr.
 フローレンス・ピュー

【ストーリー】
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが…

【西京極の評価】
唯一の被爆国の日本人である自分が観たらまるで加害者からの謝罪を3時間15分聞かされ続けている居心地の悪さを感じずにはいられなかった。いくら贖罪の弁を述べられようとも多くの命を奪った事実は拭い様もない。納得できる落としどころの無い事ではあるけれど、それをお互いが我が事として己に問いかけ続ける事こそが大事なのだ。神から盗んだ火を人に与えたプロメテウスは永劫に続く死の苦しみを受けた。人の世に核兵器という存在を齎したオッペンハイマーはプロメテウスそのものだった。そして抑止力としての核に怯えて暮らすしかない我々もプロメテウス同様永遠に苦しまねばならないのかもしれない。しんどいけれど今、観るべき映画。

【総合評価】 ☆☆☆☆☆(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆☆
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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