パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

そうか、嫉妬か

2019年10月16日 15時15分16秒 | 子どもたちのこと

昨日のこと
火曜日は外国出身の1.2年生の勉強の面倒見の日
始まる前にいつものようにEくんが「今日、僕教えて!」
と声をかけてくる
「いいよ、頑張ろうね!」

最近は一人で二人の男の子を見ている
ところがこの二人の日本語能力は少しばかり差がある
料理の好きなRくんはとても落ち着きが無くて、時々大きな声を発するが
こちらが言っていることはほどんどわかる
でも七夕で「もと にほんごが うまくなりたい」と書いたEくんは
正直言って、大丈夫かな、、と心配するほどだ

それで前回からEくんは机に座って宿題をする前に簡単な会話をして
日本語そのものに慣れてもらうようにした
Rくんにはその間、机に座って宿題をやってて、、、と伝えたのだが、、、

畳の部屋でEくんと買い物の話、起きる時間の話、好きなものの話をしていると
机で勉強してるはずのRくんがやってきて、自分の膝の上に載ってくる
「少し待って、後でいくから」
でも不満そうだ
「僕、教えてもらってない」

そうか、嫉妬してるのか!
このとき、なんだか嬉しいような気持ちになった
全然こちらの言うことを聞いていないようでも、彼は構ってもらえることで
どこか安心していたのかもしれない、、

Rくんは一度ひどく叱ったことがあった
彼はその時は自分が悪いと認識したが、少しばかりきつい叱り方だったので
あとで、こちらが心配になって「怒られてどうだった?」
と聞くと、「いいよ、(怒られたこと)忘れるから!」とサラッと答えた

彼は怒られても自分を信用していてくれている
そして「今日教えて!」と言うものの集中できないEくんも頼ってきてくれている

現実的な話をすれば、このお手伝いはストレスがかかる
ほとんど思い通りにならない
しょっちゅう怒鳴りっぱなしで、終了時は喉が痛いなんとこともある

でも、先程のようなほんのちょっとしたふわっとした感覚
甘えていい人に甘える様な、信頼していい人に頼るような、、、
彼らがそう思っているのではないかと感じてしまう瞬間
こういう瞬間は、とても充実感がある

彼らは大きくなって自分らのことを多分忘れてしまうだろう
でも、彼らのことを心配していた人間がいた、、という実感は
彼らを道から外れさせないような効果はあるのではないかと思ってしまう(思いたい)

でも、切に思うのは
「ちびさんが おりこうさんに なりますように」(自分が七夕の短冊に書いた言葉)


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