新型コロナ ~ 死亡率の差 衛生習慣
1.≪欧米人と日本人の衛生習慣の違い≫
握手、ハグ、頬へのキス、マスクの習慣、手洗いの習慣、屋内は靴を脱ぐ、
なぜ、こんなに違うのでしょうか?
欧米人も、感染症で何回も痛い目に遭っているのに、なぜ、習慣が変わらないのでしょうか!?
2.≪100年前のスペイン風邪 当時≫
この時、世界中で、マスクが一般に普及した。
100年前は、世界中でマスクをしていた。
①アメリカ
1918年アメリカサンフランシスコの新聞広告「マスクをつけよ、そうすればあなたの命を救える」
マスクをしないと、当時のお金で50ドルの罰金。
1918年10 月、サンフランシスコでマスク着用を義務づける法令が出された。
インフルエンザ流行の1918年、マスクをつけて整列するアメリカシアトルの警察官
②日本
「マスク」と 外出のあとの「うがい」を推奨
1920年、マスクとうがいを奨励した感染予防のポスター
その後、日本は根付いた。しかし、欧米は根付かなかった。
3.≪現在≫
①日本では風邪をひいた人などが、周りに対しての配慮から、マスクを着用することがある。しかし、フランスではマスクは医者が手術をする時など、一部の状況でしか使われない。そのため、マスクをしている一般人が多い日本の光景には違和感があるようだ。
②ヨーロッパ人は、手洗い・うがい しない
(欧州人と付き合っている ある日本人女性の話)
今まで「日本は綺麗だね、清潔だね」という評価を聞いても「ゴミが落ちてない」とか「モノが整理整頓されている」くらいの感じだと思っていた。が、違った。 彼、出先から帰っても手も洗わない、うがいもしない。彼の自宅にはティッシュもなかった。鼻をかみたいなと思ったけど手をふくのも鼻をかむのもキッチンペーパーだった。
「汚い」と感じるハードルの高さが全然違う。ヨーロッパの街並み、一見きれいだけど、近くでよくみると結構汚い。出所不明の泥とか、ごみとか、建物だって落書きだらけ。鳥のウンコまみれの道や階段。でもそんな場所にも人々は平気で座ってる。
③フランス人
食事の前も、トイレに行った後も、手を洗わない。夜は顔を洗わず、歯も磨かずに寝る人が多い。
4.≪衛生習慣の違いは 何故 ???≫
要因
① 汗
日本は高温多湿。汗をかきやすい。
私の場合、冬は汗をかかないので、シャワーは1週間で1~2回。
一方、夏は、すぐ汗をかくので、1日に5~6回もシャワーすることがある。
欧州は、湿度も低く、汗を余りかかないのであろう。
② 宗教
神道は、禊の教え。入浴の奨励。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
キリスト教には、「身を清めよ」という文言がほとんどないらしい。
キリスト教圏は不潔。疫病が発生するのは、決まってキリスト教圏。
<キリスト教の教え>
“不潔さ” こそ聖人の要件。創造主に認められた人間の身体なら当然の、汗と脂の匂いを発散することを誇りに思う。
身体にとって有益な、脂や汚れを洗い流さない。入浴するときも服を脱ぐことは論外。
キスは愛情または敬意のしるし。他の人の唇や頬に、場合によっては手や足にする。
『復活祭の聖金曜日のバチカンのミサ』では、
まず、教皇が、十字架像のイエスの脚の辺に接吻する。
その後、司教から一般人まで、ぞろぞろと並んで、キリストの体に接吻する。
フランスの教会で、「聖遺物」ケースに接吻するのは普通。ギリシャの教会でも皆 接吻する。
5.まとめ
欧米で、衛生観念が根付かないのは、多分、宗教の影響でしょう。
今回のコロナ後も、結局は 根付かないのでしょう。
以 上