こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

この辛抱ももう限界か

2020年10月16日 | 自然災害・事故・感染症
秋が深まってきた。鎌倉でも木の葉の色の変化がはっきりとわかるようになってきた。それに合わせてぐっと寒くなってきて、やっぱり今年は季節の区切りがはっきりしているなと改めて感じる。それはいいとして、寒くなると血圧が上がるので困る。

昨晩、とても楽しい夢を見た。三十人ぐらいだったろうか、どこかの居酒屋で宴会をやっていて、もうどんちゃん騒ぎ。私がこれまでに会ったことのあるころんな人がいたような気がする。皆、互いに仲良しで、もちろん私もそんな人たちと一緒に楽しく飲んで騒いでとやっていた。宴はそれほど長くは続かなかったが、目が覚めてからもしばし余韻を楽しんだ。

あんなところに一人や二人、”ちょっと今日、風邪気味なんです”などといいながらケホケホやっている人がいたとしても、”大丈夫?無理するなよ”ぐらいで、参加することを咎めるようなことはなかっただろう。だが、今そんなことしたら悪者扱い、というか入店時の検温でアウトだろうし、もしその人が新型コロナウイルス(COVID-19)   に感染していたりしたらあっという間に全員感染、深刻なクラスターを生じてしまうだろう。もう、あんなに楽しい時間、私が生きているうちに戻ってくることはありそうにないが、今後、ワクチンが開発され、COVID-19がインフルエンザ程度に抑え込むことができるようになったらどんちゃん騒ぎも可能になるかもしれない(と期待したい)。それか、あとはわずか3日で退院した米国大統領が受けたような治療が標準化するか。あれはある意味典型的なCOVID-19感染モデルだった。重篤化せず、選挙はともかく本当に良かった。ただ、交代がついたからとスーパーマンづらされてはたまらないが。

感染拡大防止策と経済再生が進んでいるが、今、感染拡大防止緩和が進んでいる。横浜スタジアムで観客を満員にするという実証実験を行うそうだ。数万人の人が実験台となることになるが、そうしてでも感染拡大の危険性を検討して、経済をどこまで回すことができるか探らなくてはいけないところに来ているのだろう。ハワイも日本などからの入国を緩和するそうで、ANAもJALも喜んでいるらしい。飲食、旅行、興行といった業界は辛抱の限界に近づきつつあるし、それらの業界の不調はやがて各種の産業の不調につながる。いろいろな場面で酒が売れず、どうなるかということ。

忘年会もスポーツ観戦も旅行も、3密(密閉、密集、密接)になるようなこと、しなければいい、無くて困るものでもないだろうといわれたらそれまで。実際そういったことに興味のない人はいくらでもいる。私もオリンピックのバスケのチケットを購入したが、そんなこと滅多にない珍しいこと。旅行なんて、そもそも贅沢なことできるわけがない。ただ、忘年会はやりたかった。

まあ、とにかく何もしなければ感染拡大はない。そのためにはそういった”概念”を消去してしまえば、なかったことになる。だが、そういったことを忘れることは難しいし、あらためて思いつく人もでてくる。人間が人と触れ合うこと、見聞を広めたいということは、人間という弱い動物が生き抜くために必要な本能なのだろうから、それに基づいた行動はどうやっても変えることはできないような気がする。それともバーチャル化によりそういったことがいながらにして可能になれば解決につながるか。
マトリックスが一番か

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