朝から仕事であった。
スタッフ専用のトイレに入ると、電気をつけるスイッチ部分が血でベトベトになっていた。
怖っ!!
血が新しい・・・などとドラマの刑事のような事を考えながらも、という事は、先に来ていた2人のどちらかに違いない。
私は白々しく「スイッチのとこに血付いてるけど、見た~?!誰や~!!」と叫んでみたが、「そうやろ~!!」と2人は言った。

2人のどちらでもないのか、どちらかなのか、それとも2人がここで血の付く行為を行ったのか・・・ならば殺人か・・

今までなら私は私の血でなくとも、拭き取っていたであろう。
血を付けた張本人が自ら拭き取る事を待つよりも、自分がやるほうが早いからである。
しかし、もうそんな事を気にしていたらイギリス女と共存できないので、私は拭き取らないと決めた。

休憩時間、ああ・・気持ち悪いと思いながらも一息ついた。
これが私の癒しである。

ひよこサブレは何故にこんなに優しい味なのであろう・・
サンキュー日本の味よ・・

今日もまだ血は付いたまま・・・
一生、拭き取らぬつもりらしい。
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