今回は具体的な話に
入っていきますよ
前回書いた、過去最低の出生数に関する
話の第2回です。
前回の話は↓にて
前回は厚労省が出した、今年の7、8月分の
出生数のデータを貼って、出生数が厚労省の
予想以上に少なくなっている話をしました。
今回はそこへの対策に関する話です。
自分は前回の記事で、90万人を割ると
言われる出生数について、↓の対策が
必要なことを書きました。
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1. 政府がもっと積極的な財政出動をして、
出生数の改善を含めた福祉全般や
子育て支援に予算をつけていくこと
2. 大東亜戦争以降、地域との繋がりが
薄れているため、そこを強化すること
3. 都市部への人口一極集中が進みすぎているため、
これを早急に解消すること
_______________________________________________________
この3つに関して、それぞれ話をしていきますよ。
まず1ですが、これは何度も書いたり話したり
していることですが、今一度説明を。
今の日本の財政に関する状況ですが、
財務省が「国の借金は
1100兆円以上」ということを発表しています。
しかしながら、国の経済というのは
会社経営と同じで、「持っている資産と
負債（借金）の両方を照らし合わせて判断する」んです。
で、実際のところはどうなっているか？というと、
国連傘下の国際金融機関、IMFの去年の発表だと
↓のように両方とも同じくらいの比率なので、
財政的には全く問題ありません。
それにも関わらず、財務省は国の借金・・・というか
正確には政府の借金だけを取り上げて、
一般家庭と同じような感覚で
解説してるんですねーｗ
そこに自民党のセクシー大臣こと、
小泉進次郎議員の父親である小泉純一郎元総理の時代に、
「予算をケチるだけケチって、黒字を増やそう」という
「PB黒字化」が2002年に財務省が導入したこと。
それから、今の憲法と財政法が
「1年で予算を全部使い切る」という
「単年度予算主義」を掲げているので、これによって、
出生数減少への長期的な対策が打てないのが実情です。
個人的にはそれこそ子どもを生み育てる家庭には
一世帯当たりに数百万～1千万円単位の補助金を
出してもいいんじゃないかなと。
仮に「90万人（出生数）×1000万円（補助金）」としても、
その合計額の9兆円の財政出動で
出生数が増えるなら、これは20～30年後に
税収増などのいい形で返ってくるものがあるので、
先行投資をして欲しいところです。
そういう意味では、PB黒字化の廃止と
憲法・財政法の単年度予算主義を
早く変えて欲しいというのが自分の意見でございますｗ
2に関しては、大東亜戦争まで「隣組」という
治安維持や地域内でお互い助け合うための
組織があったんです。
ところが戦後、日本を占領したGHQが
その隣組を禁止したため、地域の繋がりが
どんどん弱くなっていってしまいました。
その結果、核家族化が進み、
「隣が何をしているのか分からない」という
状況になっているんです。
こういう時こそ、福祉の力も重要ですし、
隣組のような機関を作るとか、官民問わず、
地域で助けあいができるような予算の組み方や
働きかけが必要です。
そうじゃないと、とてもじゃないけど対応できません。
3に関しては、「地方の過疎化」とも繋がっています。
大東亜戦争後、日本は「集団就職」と呼ばれる
地方の若者を労働力として都市部に呼び寄せることを
行っていました。
それが進んだ結果、都市部に人口が集中してしまい、
1980年代以降に地方の過疎化が進んでしまったんです。
この辺りは↓のブログ記事や政経専門動画チャンネルの
Channel AJERさんの自分の動画でも書いたり
話したりしていますが、地方の過疎化が進んだことにより、
都市部と地方で経済格差ができてしまっています(；´Д｀)
そんなわけで、3の問題も解決が遅れるほどに、
出生数が低下することに繋がります。
ここについても財政出動することや
地方の独自性・魅力を打ち出す方策を
立てないと次の世代に日本を託すことが
できなくなる可能性も出てきます。
しかも2025年には「団塊の世代が
75歳になる」という「2025年問題」も出てきますので、
一刻も早くこれらの問題に手をつけないといけません。
そのためには我々もこの問題に関心のない
一般の方達に拡散する、または政府にも働き掛けないと
本当に間に合わなくなってしまいます(；´Д｀)
それだけ、この出生数は深刻だなと思わせる
インパクトがあるんです。
出生数に関しては↓にて
https://www.weblio.jp/content/%E5%87%BA%E7%94%9F%E6%95%B0
隣組に関しては↓にて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%A3%E7%B5%84
集団就職については↓にて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E5%B0%B1%E8%81%B7
2025年問題については↓にて
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