[雲南省(昆明・大理・麗江)の旅 2018年9月下旬]

5日目麗江古城

 

高台から古城に戻り、納西ナシ)族の族長、木氏の邸宅、木府へ。

見学料:60元(約960円)

 

 

1368〜1644の頃、阿甲阿得という族長が

皇帝の朱元璋から「木」と姓をもらい、木氏が誕生した。正式には、土司木氏衙署。

そう与えたのは、納西族が太陽と木を重要視していたから。

太陽は東から昇り、東は木に属する方角と考えるそうだ。
 

 

木氏は自身の屋敷を建てる時、風水に従わず東向きにしました。

東は五行の木に属する方角とされ、「東面西座」の形を取り、また栄えるとも考えた。

 

※五行思想または五行説:古代中国の自然哲学の思想。

 万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説。
 また「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という
考えが根底にある。

※東面西座説(東向き):インドの慣習で、東は日の出の方角で立身出世の象徴とされる。
 その為、インドでは主人は東向きに座るのが良いといわれる。
 これが日本に伝わり、仏壇を東向きに置くようになったそう。

 

 

麗江古城には城壁が無い。

これは地方官としての土司(王朝が授ける総称)である木氏が

姓の「木」が城壁に囲まれると「困」という字になることを忌み嫌い

あえて作らなかったとされるけれど、定かでは無い。ホントかな〜!?

 

 

元・明・清の時代に22代、470年、麗江を統治した木氏。

チベットとの交易(チベットは馬を、雲南からはお茶を)で富を得た。

 

 

↓ホント、ユーモアがあるよね。

 

木氏一族は、町を整備し、石畳の道、水路、石橋、井戸を作る。

美しい町作りは、センスがあったのだろう。

 

 

 

麗江の政治、経済、文化の中心だった。

 

 

 

現在の建物は、世界遺産の申請時に修復・再建された。

 

 

 

 

 

 

 

↓おぉ!ここにも豫園と同じ造りが!

 

 

↓一度、こんなベッドで眠ってみたい!そんな、ホテルがあるらしい。

 

 

 

 

1元=16円 計算(2018年9月)

 

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