水曜日しか割引がないので

レディスデー狙いの有楽町、スバル座

 

    マイ・エンジェル

 

 

閉館が決まっている昭和臭ぷんぷんのここには

えも言われぬ郷愁が漂い、座って上映を待つだけで切ない

 

フランスの海沿い、洒落た部屋での母娘の生活

小学生のエリーは飲んだくれの母親が、それでも大好き

 

派手好きな母はいよいよ再婚する当日、

緊張からか酒量は増し、

披露宴会場でのっぴきならない事件を起こす

 

再び母娘の生活が始まるが、

荒れた母親の姿に倣うかのように

エリーも酒を覚えていく

 

ある日、母親が新しい男と家を空け、

そのまま帰らない日々が続く

 

不安が募るエリーは、

母親恋しさに酒を飲み、化粧をして出歩くようになるが…

 

自由奔放な母親に、娘に対する愛情がないわけではなく

むしろ不器用で、自分の生き方が定まらない

 

賢い娘も、寂しい、という感情が整理できず、

子どもらしい気持ちを超越してしまう

 

イマドキの表現なら、確実に虐待なのだろうけど

この作品ではそんな切り口にはなっていない(たぶん)

 

育児放棄であっても、

じゃあ、育児って何、って

この少女の美しさに気づく母の女としての視線とか、

繊細すぎて、先々がむしろ怖くなったほどだが

 

一連の騒動を通して、女が母になっていくところが

きっと女性監督の(だよね)母性的な演出とみた??

 

しかし、途中で気づいたが、

今の自分の精神状態だと、

ここまで深く考える作品、無理かも〜

と、疲れ切ってしまった(そこまで重くはないはずなのに)

 

でもって、思考があちこちに飛び、

昨日の、永遠に僕のもの の男の子の美しさと、

この作品の少女の美しさ、

10年後には美男美女共演、果たせるかなっっ

 

さて、次なるはごくごくフツーの邦画の予定だから

気楽に楽しめるといいんだが、変に期待してしまう怖さ

 

ってことで、毎度のマクドナルド200円ランチ済ませ

次なるへ向かいまするっっ

 

 

やっぱね、母である前に女、とか言うけど、

結局、母であることを忘れられない、ってのが、女、なのよ

 

 


映画ランキング
にほんブログ村 映画ブログ 映画劇場鑑賞へ
にほんブログ村