田中のだ~い好きなチョコチップクッキー。
あるお店で売られている、手焼きのクッキーなんだけど、
どれひとつとっても同じ形が無い。
ものによっては形がいびつだったりするんだけど、
自分としては、この不揃い具合が愛おしくて。
いいんだよ、
なんでもかんでも揃っていなくて。
味だってそう。
職人による手作りだから、
味も均一でなかったり。
塩気が驚くほど効いている一枚が紛れ込んでいたり。
でも、
基本は甘いチョコチップと、甘さを極限まで抑えた、
口の中でぼろぼろとほどけていく繊細な生地が、
好きな人にはたまらないクッキー。
そんなのでいいんじゃないかな。
このだーい好きなクッキーをかじりながら、
たまに、ずーっと昔旅行した田舎の景色を思いだして、ひとりごちたりします。
あの頃は、
心身ともに疲れて、逃げるように広島から出て行ったなあ。
・・・・・・日帰りで戻ってきたけど。
あの時は、八方塞がりで、どうにもなんねーな、と思っていたけど、
過ぎてみればなんとかなるもんだ。
それに、
人生なんて、道程がデコボコしていたり、ザラザラしていたりするほうが普通なんだ。
平らですべすべした道なんて、何の成長にもなんねーや。
いやさ、
これは今だから言えることなんだけど。
デコボコ・ザラザラ・ブツブツの先には、開けた景色が待ってるっての。
だから、
がんばれ、俺。
2019.2.15 終わらない仕事を前にして