この時期、週末ともなると、
浴衣着てる人が電車にいっぱいいるんですよね。

「あれ?今日お祭りやってたっけ?」
って思ってしまうのは、田舎者の発想。

よく考えたら、東京は毎週どこかしらでお祭りをやっているんでした。





私さ、高校生とか大学生の頃、
着付けが出来るようになりたい、って思ってたんですよね。

着付けが出来る男性って、何か格好良くないですか?

こう育ちが良い感じがして。




着付けが出来る男っていうのはさ、
背景がいいよね。

バックボーンがいい。


着付けが出来るってことはさ、
日常的に、浴衣や着物を着てる可能性が高いわけじゃないですか。

呉服屋?歌舞伎?茶道?華道?
家元~~!


みたいなさ、想像を掻き立てるじゃないですか。



真実はモテたくて着付けを覚えたとしても、その事実に辿り着くのは難しいから、何か勝手に想像してくれると思う。

「着付け出来るの!?
まさか……呉服屋のせがれ?」

みたいな。


そういうセルフプロモーションを考えて、着付けが出来るようになりたかった。









…………でも、無理でした。








男性のさ、特に浴衣の着付けなんて大して難しくない気がするんですけど、そもそも浴衣を着る機会がなくて、出来るようにならなかった。

旅行とかで浴衣を着る機会がある時は、その場でググって帯を結んでいる。
貝の口だ。


でも、次に着る時には全て忘れているので、またググるところからやり直す。
年に1回くらいしか着ないから、覚えられない。

これじゃ、着付け出来るようにならない。




ちなみに着物は一度も着たことがない。

私は、呉服屋じゃないから。
呉服屋のせがれがじゃないから。






たぶんもう、一生出来るようにはならない気がする。

今後、私が着付けを出来るようになることはない気がする。
大体分かるんだよ。もう、生活パターンはある程度固定されてるんだから。



若い頃のような、
「着付けできたらカッコいいぞ!」
というモチベーションが持てない。

浴衣や着物を着る機会もほとんどないしね。



あの頃、着付けをしっかり覚えていたら、浴衣を着る機会も増え、夏祭りに行く回数も増え、夏が好きになり……いろいろ変わったのかもしれません。

もう、今更の話ですけど。




若い頃にしか持ちえない熱量って、あると思うんですよね。

別に大きな後悔をしているわけじゃないけど、
そういうのを大切にした方が良かったかな、と思う瞬間はあります。










ちなみに、女性の着物を着付けることが出来たらいいな、というのは、今でも多少思うことはあります。

そっちのモチベーションはまだある。





それは、何だろうな。





出来たら格好良いとかそういう理由ではなくて、

言葉にするのは少し難しくて、

誤解を生まずに伝えられるか自信がないんですけど、






そこそこエロい理由です。

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