スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ/Stags Leap <ナパ旅行記> |  Norikostyle ワインに合う!毎日食べたいチーズおつまみ

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~2018年夏の想い出~

夫婦2人で初カリフォルニア。

ナパバレーの有名ワイナリーを巡る日記

 

 

 

スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ

/Stag's Leap Wine Cellars

https://www.stagsleap.com/

 

 

 

1976年パリスの審判

(仏米ブラインドテイスティング)

 

赤ワイン「スタッグス リープ ワイン セラーズ S.L.V. カベルネ ソーヴィニヨン1973」が1位に。

 

 

 

 

 

サンフランシスコの気温は23度ほど、そこから車に揺られて1時間少し。

ナパの気温に手持ちの服装を合わせていたせいか、サンフランシスコの夏の肌寒さに驚く。

 

素足にヒール、ワンピースという身体の冷えを感じながらも

ナパに近づくにつれ、心地良くなる外気温。

 

サンフランシスコは朝から霧で覆われ、この霧がナパまで流れ込む。

 

ワインの銘醸地は寒暖差が激しいとはよく言うものの、本当に体感すると驚くほど人には堪える。

が、ブドウには綺麗な酸が生まれる。

 

 

 

 

 

サン・パブロ湾から流れる冷たい風が、湾沿いのAVAのブドウには好影響なんだろう。

 

車中で昨年の山火事の話になり、所々に影響も木々から感じていた。

しかし、日本では風評被害も多くあると言う。

 

ナパの昨年の火事は、ヴィンテージに影響するか否か。

ブドウ収穫後の火事の為、ワインに対する影響はないと言われている。

 

ただ、電圧が下がったり、電力が止まった事で

小さなブティックワイナリーなど発酵または熟成温度が調整できない箇所では、

何かしら影響があるかもしれないが…と、以前ソムリエ協会のセミナーでも伺った。

 

 

未だ、今年も各地で起こっている災害。

 

災害の原因は様々あれど、山火事を活かして肥料を作る場合もある。

まだ見知らぬ、圧倒的なスケールを肌で感じることができる。

 

 

 

 

 

 

広大な敷地、自信と品格。

 

 

AVA Stags Leap Districtは、

スタッグスリープ以外のワイナリーでもテイスティングしたのだが、他に比べて遥かに力強くスモーキーな印象。

 

(AVAとは、アメリカのワイン原産地呼称制度。格付けではなく、地域を区切っている。)

 

 

 

 

 

 

 

広大な敷地を贅沢に使用した造りのワイナリー。

1位であった歴史は、1位であった歴史を知る人でしか分かり知れない感動がある。

 

外観やスタッフ接客から驕り高ぶるような雰囲気は全くなく、むやみに主張しない。

 

 

テイスティングルームに入るまでに、歴史や土壌違いを学ぶこともできる。

 

さて、4種のテイスティングへ。

 

 

 

 

 

 

シャルドネのアルカディア

カリアは日本で見たことがあったが、アルカディアは初。

 

引き締まった酸。

熟した果実に、シナモンなどのスパイスの香りがふわりと揺れる。

アンオークドらしく、果実味がダイレクトに感じられる。

 

 

 

 

 

FAY(フェイ)、S.L.V.(Stag’s Leap Vineyardsの略)

 

 

 

 

FAYとSLVは、隣り合わせの畑でありながら個性が全く違う。

 

 

FAYのスモーキーさと力強さは、

身体の全身から声を上げる生まれたての赤ちゃんのように、眠らせてくれと叫んでいるようだった。

 

朝一の口には、その先が進みがたい。

 

SLVは、FAYの持つコーヒーやタバコのようなスモーキーさがやや抑えられ、熟した黒系果実がどしっと居座る。

 

これは少なくとも10年寝かせたら凄そうだ。

 

 

 

個性を組み合わせたスペシャルなCask23は、滑らかにしなやかに身体に染み込む。

が、やはりまだ固い。

 

ポテンシャルが持つ仕上がりが見事過ぎて、近寄りがたい華のようだ。

 

今回は、SLVを寝かせようと思う。

 

 

 

 

 

 

ナパワイナリー巡り、最初のワイナリー。

 

からりと乾燥した空気と、雲一つない頭上を見上げ、これからの始まりのスタートに最適だったと感じる。

 

有名ワイナリーは、やはり最初は必須だ。

例え、ミーハーだろうがなんだろうが、百聞は一見にしかず。

 

そんな有名ワイナリーが、あと6軒。

 

その他の有名ワイナリーやブティックワイナリー(小規模)の看板や畑を車中から眺めながら、

 

あぁここも、あぁここも…と、

1軒目から次回ナパに来るときは…という構想まで考えている当たり、

 

ワイン好きにはたまらない2日間の始まり。

 

 

 

***

 

2日間のワイナリー巡り、順不同に更新していきます。

 

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