延べ竿と、手作りの竿受け | 道具一流、腕二流、釣果三流・・・さまよう投げ釣り人

延べ竿と、手作りの竿受け

いつも行く桟橋に毎日のようにやってきて、手のひらサイズのイソベラやボラなんかをひたすら釣っては持ち帰る中国系の釣り人さん。

何でも食うといわれる彼らだけあって釣りも貪欲です。

以前、エイを釣ってラインを切ったら中国系(あくまで本土系、台湾の人は少し違う)の釣り人らから「もったいない!」」と大声出されたし、サメから何からなんでも持ち帰る。タフな連中です。


実際、このニュージーランドでも中国人経営の魚屋さんは魚種がすごいのヒトコト。
錦鯉からエイ、サメ、何でもござれのオンパレード。海に泳いでるものなら潜水艦以外はみんな食うな、彼らは。


釣り場でも、竿の出し方も無茶苦茶といえば無茶苦茶な人が多い。先客もマナーもくそもない。人の頭越しにも投げるしお祭りしても知らん顔。でもまあすごく親切だったり気が良かったり。なんか憎めない部分もあって。文化の違いですねぇ。

まあ。日本でも釣り場のトラブルはつきものなんで。日本の場所取りとか常連の場所の囲い込みとか目くそ鼻くその類ではありますね。


そんな中華系釣り師ですが、最近、彼らの特徴としてふたつ気付いた点があります。

ひとつは手作り品が多いということ。さすがに竿やリールを手作りするわけじゃないですけど、この手すり用竿受けなんてなかなか秀逸な品です。木製でシブいじゃないですか。

日本は今では先進国の中でも物価の安い国になりましたし、釣り具に限らず何でもかんでも便利グッズの宝庫ですから買って済ませがちですが、自分も自作大好きなんでそういう部分は見習いたいなと。


そしてもう1点は、海でも延べ竿を愛用する人が多いこと。本当に多い。ウキ釣りがお好きなようです。

それにしても、手すりにしっかりねじで止めて、竿には尻手を付けて完璧ですね。


ちなみに、白人は延べ竿なんて絶対に使いません。オールブラックスの国には『繊細な海釣り』なんてものは存在しませんから。
自家製ボートで50kgのヒラマサを追いかけ、ジギングで10kgの真鯛を狙うのが彼ら流です。

間違っても桟橋でヘラ竿でサヨリなんて狙わない。でもいいな、こういうアジア的な釣り。風流です。


ヘラ竿や渓流竿に小さなウキと小さな針に細かいエサを付けて手のひらサイズの小さなベラやサヨリなどの白人達が見向きもしない魚をひたすら釣る中華系の人々。旨いといえばうまい魚ですからね、ベラ系は。中華のように強い火使う料理にはピッタリの白身魚なんでしょう。


やっぱりこの画像、すごくアジア的です。




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