発達障害は果たして「個性」と呼べるのか。
個性を理解しよう。
そんなフレーズが飛び込んできた。
発達障害は個性。
そう言って苦手な部分もひっくるめて、
周囲に受け入れてもらえるならともかく
周囲から努力を求められるだけなのであれば、
正直言って、辛いだけのように思う。
現実問題として、発達障害の特性には
本人の努力ではどうにもならない領域があり、
安易に個性という言葉を用いるのは
避けるべきだと私は思う。
不注意のレベルが違う。
忘れ物のレベルが違う。
多動のレベルが違う。
癇癪のレベルが違う。
不安のレベルが違う。
得意・不得意のレベルが違う。
発達障害はもちろん、成長します。
成長とともに改善もします。
しかし、場合によっては
身の安全に関わる事もある。
安易に個性で片付けてよい
そんなレベルの話ではないのは
事実だと思います。
発達障害は「特性」
障害へと発展するか否かは、
周囲の環境と、本人の適応次第。
抱えている特性には個人差があり、
〜である、と一概に言えるものではない。
抱えている発達障害の特性を
正しく理解することが大事。