昨日の記事、小学校の事案はクラスターではないと厚労省は判断しているそうです。

今回は二つの検査についての新聞記事です。

まず抗体検査キット。



児玉先生の動画でも話されていたのですが、ご自身の正確な抗体検出系での検査によれば、ある種のキット陽性は実は新型コロナウイルスに対する抗体をほとんど検出しておらず全く役に立たないという報告です。CDCも言ってましたね。

今巷のクリニックで抗体検査キットでお金を払われているかたへ、お金をドブに捨てていますよ。陽性と出ても新型コロナウイルスの抗体ではない、そう意味がないのですから。

そしてPCR至上主義へのダメ出しの記事。



>新型コロナ感染者が、発症前日にPCR検査を受けても「陽性」と判定されたのは3人に1人にとどまると米ジョンズ・ホプキンズ大のチームが分析。発症4日前では皆無

これでPCR検査で症状のない患者を捕まえて隔離しろと言っていたPCR至上主義者の反論が聞きたいです。(今日のモーニングショー岡田さん、玉川さんの発言楽しみです。)

少し詳しい解説が医療系のサイトに出ています。原著はこちらです。

>・偽陰性率は感染1日目が100%(95%CI:100~100%)であり、4日目が67%(95%CI:27~94%)と5日目(COVID-19の典型的な発症日)まで減少した。
>・発症日(感染5日目)の偽陰性率は38%(95%CI:18〜65%)であった。

症状出ても1/3以上はPCR陽性とならない!
(そうすると玉川さん感度はいくら?唾液なら100%になるの?大人気ない発言すいません)

>・感染8日目(発症から3日目)の偽陰性率は20%(95%CI:12~30%)と最低となり、その後、9日目(21%、95%CI:13~31%)から再び増加し、21日目に66%(95%CI:54〜77%)となった。

なんと症状出てから4日(感染9日目)我慢しろといった政府の対応は奇跡的に大正解!絶対予想はしてなかったと思いますが。

そう今の段階で検査をいくら進めてもリスクを0にはできませんし、予想もできません。初めて対応するウイルスなんですから。それでも前へ進みながらやるしかないのです。それこそフィリピンみたいにまだまだいっぱい死者が出ているところも進んでいます。新しい知識を得て、対応し、反省し、経済回しましょう。何が正解かは必ず後でわかります。もしかするとスウェーデンかもしれません。

今回の北九州のように濃厚接触者のPCRは全員やって構いません。Jリーグの試合前に全員にPCRをやって構いません。でもリスクは0ではないことを理解して前へ進むのです。

無意味な検査をやることはお金をドブに捨てる、非効率な愚策です。


大隅典子先生によれば日本人のファクターXにまた一つ候補(VKORC1遺伝子のT型)が出たようです。今後の慶應含めたタスクフォースメンバーの研究含めて楽しみです。

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