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華麗に加齢する⁈ 石田ゆり子 成熟した本「Lily日々のカケラ」

2018-09-30 16:42:27 | 


日曜の朝、ワタシの珈琲タイムは「ボクらの時代」を見ることから始まる。
その日のゲストは大当たり!!
女優・石田ゆり子さん、
作家・角田光代さん、フリーアナ・有働由美子さんの骨太な女たち。

不惑の四十代から、天命を知る五十代に向かう三人の心模様は、
それぞれが次元の違う場所で感じているように見えた。
有働さんは
老後へのガチな不安を、終始二人に問い続けるアラフィフモード。
角田さんは
魂を込めた言葉は小説に書けばイイ…
あえて深く話さないぞ。。的なこじんまりビジネストーク。

一人だけ本音を隠さず、迷いのない言葉で話していたのが石田ゆり子さん。
彼女の言葉には独特の穴倉があり、穴倉は彼女の聖地のように見えた。
結婚、老後、仕事、生活、共に暮らす犬や猫たちへの思いは、
天命を知る、、のではなく、「天命を待つ」というスタンス。
彼女の儚い顔のイメージとは全く違い、男脳の感覚に近いと感じられた。。

そして、アラフィフが思う老後の話題になると、
三人の心のすり減り方は、三者三様。
有働さんは相当すり減ってるが、踏ん張っている感じ。
角田さんはすり減ってる分を、なにかで補給しながらプラマイゼロに。
石田さんはすり減ったら、すり減った変化に順応し、愉しんでいる。

番組の初っ端、
これからの理想の生き方について
石田さんは
『華麗に加齢したい。。』と言い放った。。

ダジャレのような発言に、有働さんも角田さんも??
だが、ワタシはどストライク!!!
ワタシとサルサの友人たちは、いつもこの呪文を言い合っているからだった。

ゆり子さんの言葉には、
沢山の本を読み、沢山の言葉を吸収した人が持つ<ため>があった。
自分の納得できる言葉を探りながら、ゆっくり答えるスタンス。
人生観、人との距離感、生活の根っこに哲学を持ってと感じた。

へぇーーーと聞き入ってしまい、
番宣していた石田ゆり子著「Lily 日々のカケラ」を、まんまと買うことになった。

◇石田ゆり子「Lily日々のカケラ」◇

本屋の開店と同時に、本を探すが見つからない。
その時、普通の小説を買う時と違うワタシがいた。。

おそらく
石田ゆり子という女優の私生活を、覗き見をするみたいな後ろめたさ?
結局、見つけられず、店員さんに訊く羽目になった。

店員さんのいきなりの一言は、
『あー サワコの朝、私も観ました🎵コレが最後の一冊みたいです』と。。
ワタシは土曜日「サワコの朝」日曜日「ボクらの時代」と連ちゃんで観ていたが、
この一言でテンパってしまい、
「あははははーーーーーー」しか言えず。

実は、以前から彼女に興味がそそられていたワタシ。
自分の中では、
石田ゆり子さん=<哲学のある女優>というカテゴリーに入れていた。
そのカテゴリーには二人。
あとの一人は、樹木希林さん。

人に頼らず、着実に自分の描く生活を手に入れ、一人の空間愉しむ。
樹木希林さんは、その意味では完成形を手にし、人生を全うした女性。
二人は、ある意味共通項にいると思った。

「Lily日々のカケラ」は、石田ゆり子の哲学を映し出す鏡本だった。

◆生活に根づく人◆

安定した居住空間で、
自分の好きなモノだけに囲まれた生活。。

海辺で拾ったものや他人が要らなくなったものでも、
気に入って欲しいと思えば、その衝動に逆らわず生活に加える。

ミニマムや断捨離とは、ずい分と離れた生活。
石田さんの感性で飾られた棚やオブジェやちいさな可愛いものたちは、
物凄い数と価値観の塊の数でもあった。

ゆり子さんの言葉に
『欲しいという衝動が、研ぎ澄まされたものかどうか。。』というモノサシ。

こんな風に思っていても、こんな言葉で表現できる感性は凄いと思う!

◆一緒に暮らそう♡♡◆

ワタシは、出来るならば、死ぬまで猫たちと一緒に暮らしたい!!と思う。
でも現実的ではないのも分かる。
動物の死も、あの癒えようのない深い喪失感も避けられない。

いつも、このことは飲み込めない塊として持っている。

<一緒に暮らそう>の章で
石田さんの彼らに対する思いと哲学が書いてあった。
これまでの一人暮らしで、沢山の動物を見送った彼女だから言える言葉だった。

綴られた魔法の言葉は、今までワタシが飲み込めない塊を消してくれようとしている。
ありがとう。。。。

◆本は友達の人◆

居住空間に本の部屋がある人。
石田さんの本の部屋は、映画で観たイギリスの本屋さんのよう。

様々なジャンルの本があり、縦に置いたり横に並べてあったり。
なんとも雑然とした風情がイイ🎵

文章の綴り方や、言葉の選び方、目に飛び込んでくる言葉に険がなく、
何度も何度も脳みそをろ過し、熟成してきた言葉とは、濁りがない。

沢山の知識を、沢山の思想を自分の脳みそに受け入れた人の持つ感性。

『本は友達、人生の相棒』の言葉に脱帽です。

◆自浄力の人◆

分かっていても、自分をリセットできない。
ワタシもそうです。

良いイメージや思いを浮かべることをしてる人は、リセットする力が強い。

<自分を心地よい状態に戻す作業をする>の章は読んで欲しい。
こういう見方もあるのか。。と納得。

◆Lily日々のカケラの人◆

樹木希林さんが以前、役者について語っていた。

役者で可哀そうな人を沢山みてきた。
人生の最期を
カンカンカンって音がするような所に住んでるのよ。

痛烈な事実なんだろうなぁ、、と感じる言葉だった。

運不運もあるが、
生活に根づくことや、
沢山の思想に触れ、自浄能力のある人が残れるのだろうと思った。

石田ゆり子という女優さんが、
なぜか樹木希林さんとダブルのはワタシだけかもしれない。。


**返信デス**

九州さんへ

 少しづつ回復してきました。
 まだ自宅療養中ですが、少しづつ生活を戻してます。
 お心遣いうれしいデス
 ありがとう!!

小豆ママさんへ

 沢山の本をベットで読みながら、乗り切りました。
 帰宅してからは、ワタシにつきっきりだった猫たち。
 回復の兆しが見え、猫たちもようやく落ち着いて生活してます。
 お心遣いありがとう!!


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かった❗ (癒し猫)
2018-09-30 21:46:06
ブログの更新を見て 一安心。
猫たちの癒しパワーですね❗❗❗

頭皮から首筋にかけて
部分的に熱っぽい処があれば
その辺りをマッサージすると良い

そのようにネットで見ましたよ

サルサが待ってます。

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