テレ朝「スーパーJチャンネル」やらせで謝罪 3月放送の企画で「極めて不適切な演出」 

テレビ番組のやらせとは「演出」のためと、「効率重視」のためなんですね。

30年くらい前の話で時効かと思いますので書きます。

とある民放のドキュメンタリー番組制作に参加していました。
私はカメラマンデビュー間もなかったのを記憶しています。

ドキュメンタリー番組のテーマが決まっていました。
「エビ」でした。

日本人は世界で1番エビが好きという事もあり、日本のエビ事情を紹介する1時間でした。

エビの輸入・エビの漁・エビの養殖・エビの料理などなど、色んな角度からエビを魅せていきます。

当時は、インターネットが普及しておらず、取材先の検索・交渉などは電話やFAXで行っていたようです。制作会社のスタッフがする仕事ですね。また、リサーチ会社に例えばエビ養殖業者を探させるという方法も取られていました。これは猛烈に忙しかった制作体制ではよくある方法でした。

制作の人間が電話帳とにらめっこして手当たり次第に電話をしていてもなかなか取材先の人物を探すのは大変なものでした。

だから、知人の伝を使うのです。

知人の知人の知人・・・と、知り合いの伝で取材先を探すのは当たり前の流れですよね。

そう言う方々の方がテレビに協力的だし、何かと融通が効くし重宝するもんです。

見ず知らずの素人さんに番組の趣旨を説明し、承諾を頂いて、何から何まで段取りして、インタビューを上手に喋れなければ録り直して、何度も何度もお願いすることもあります。

だんだん、素人さんは面倒くさくなってもう止めてくれとなったりしたこともあります。

知人ならそうはなりません。協力的ですから。

だから知人に撮影の協力を頼むのです。

ラーメンラーメンラーメンラーメンラーメン

件の番組を観ていないので細かい事が見当違いかもしれませんが、知人に撮影の協力を頼んだと言うことは本筋は同じ理由ではないでしょうかね。

ハロウィンハロウィンハロウィンハロウィンハロウィン

そうそう、ドキュメンタリー番組の時効の話の続きです。

番組の最後の盛り上がりの部分は、美味しいエビ料理が画面に写ります。ああエビって美味しいよねぇ。明日レストランで食べようか?とご家庭のリビングでの会話が聞こえてきそうです。

続いて、美味しそうなエビ料理を頰張って笑顔で「美味い!」とリアクションしていたのは、何を隠そう私の師匠のカメラマンでした。

番組ディレクターに出演を依頼されたので仕方がなかったんですねチュー

その食レポの様な場面はバッチリ全国放送されました。

現在のテレビ制作ではご法度なんでしょうけど、当時は当たり前のように行われていました。ロケバスの運転手が通行人をしてみたり、メイクさんがお客の役をしてみたり。

これは、一般の人に協力を頼めない時に仕方がなくスタッフが協力していたというものですね。映画のエキストラのようなものです。

今回問題になった番組は、ニュース番組の中の企画コーナーのようですから、視聴者も混乱したのかもしれませんね。

ニュース部分は報道ですから、真実を正確に伝えなければなりません。

企画のコーナーはバラエティーですから、作り込んであるものです。

紅葉紅葉紅葉紅葉紅葉

さぁて、今日こそ先生が見つかるかなチュー